■「永六輔が蘇った」圧巻のコミカル演技

 永輔(藤堂)はひらめき型の天才だが変わり者、というキャラクター。のぶ(今田)ら朝田家三姉妹を「お美しいの三拍子」とヨイショしたり、本人がいないのに「面白いことをやります。そのために、ご主人の力を貸してもらうことにしました!」と力説するなど、軽いコミカルな姿を見せた。

※画像は『あんぱん』公式Xより

 そんな永輔を演じた藤堂には、

《永六輔さんこんな感じの話し方だったわ俳優さん凄いなぁ》
《「まァ!お美しい、お美しい、お美しい!の三拍子!パチパチで、「ぎゃあ!永六輔が蘇ったぁああ!」って叫びました。リアルの世界では言ってないのに、この言い方でわからせちゃう、俳優さんってすごいなあ》
《朝ドラ、六原永輔ってすぐ「これ永六輔だ!」って分かった。声も話し方もとても永六輔さんに似てるのでもしかしてお孫さんだったりするのかと検索してみたら何の血の繋がりもない俳優さんでした、すごい藤堂日向さん今後も楽しみです》

 など、絶賛する声が多く寄せられている。

 そんな藤堂は、『あんぱん』で共演している北村とは、映画『東京リベンジャーズ』(2021年~)でも主人公(北村)の友人役で共演。北村が企画・監督・脚本を務めた映画『世界征服やめた』(2月7日公開)に準主役で出演したこともあり、《共演が感慨深い》《縁深い人が集まるね》と、関係性に注目するファンも多い。

「藤堂さんは、三浦友和さん(73)や佐藤浩市さん(64)といった実力派俳優が多く名を連ねる老舗プロダクションに所属していて、これまでも多くのドラマや映画でキャリアを積んできました。売れるまでキッカケ1つ、という感じでしたが、ついに――といったところではないでしょうか。

 俳優として新たな魅力を見せている大森さん、『あんぱん』で“発掘”されたとも言えそうな藤堂さん。そして、もう1人『あんぱん』の後半戦で注目されている俳優がいますよね」(前出の女性誌編集者)

 それは、乃木坂46久保史緒里(24)。史実ではやなせさんが作詞、いずみ氏が作曲を務めた『手のひらを太陽に』を歌う、人気歌手・白鳥玉恵役で登場すると告知されている。モデルとなったのは、宮城まり子さんだと見られている。

「久保さんはバリバリのトップアイドルながら、舞台やドラマなど多くに出演していて、俳優として高く評価されています。

 NHKドラマでは、大河ドラマどうする家康』(2023年)にメインキャスト、夜ドラ『未来の私にブッかまされる!?』(月~木耀夜10時45分/24年10月期)にヒロイン役で出演したことから、乃木坂46では、NHKを代表するドラマ枠である大河ドラマ、連続テレビ小説、夜ドラの3枠に出演した唯一のメンバーでもあります」(前同)