元ホストで実業家、タレントなど幅広く活躍するROLAND(33)の著書が中学校の道徳の教科書に掲載され、話題を呼んでいる。
今回、Gakkenが発行する教科書『新版 中学生の道徳 明日への扉 3』に採用されたのは、2021年に出版されたROLANDの著書『君か、君以外か。 君へ贈るローランドの言葉』(KADOKAWA)に掲載された「俺にとって一番の贅沢は、『スマホを置いて旅に出る』こと」という見出しのエッセー。「〇〇流デジタルライフ」というタイトルで、生徒たちがスマホやSNSとのつきあい方を考えるための教材として、ROLANDの手によるデジタルデトックスに関する文章が使われたのだ。
“ホストの帝王”として歌舞伎町で数々の記録を打ち立て、メディアへと活躍の場を広げてきたROLAND。「世の中には、2種類の男しかいない。俺か、俺以外か」「ホストやるために生まれてきたんじゃない。俺にやってもらうためにホストという仕事が生まれた」など、インパクトのある名言を多数残してきたことでも知られている。
なお、2019年出版の初の著書『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』(KADOKAWA)と前述の『君か、君以外か。 君へ贈るローランドの言葉』の印税は全額カンボジアの学校に寄付。そうした活動が認められ、今年7月には公益のために私財を寄付した人を表彰する紺綬褒章を受章している。
そんなROLANDは8月5日、自身のインスタグラムにて、自著が道徳の教科書に採用されたことを報告するとともに、《これからも引き続き印税は世のため人のために全額寄付します!!》と宣言した。
さて今回、ROLANDの著書が中学校の道徳の教科書に採用されたことの背景には、どんな意図があったのだろうか。版元であるGakkenに話を聞いた。取材に応えてくれたのは、同社小中教育事業部・教科図書編集課の道徳チームだ。