日本全国でクマの被害が拡大している。
「8月14日、北海道の羅臼岳で男性がヒグマに襲われ、15日に遺体で発見されました。増加する深刻被害に、対策強化の必要性が叫ばれています」(全国紙社会部記者)
もし、クマに襲われたらいざというときに生き残るための術を、動物研究家のパンク町田氏に聞いた。
そもそも、日本国内にクマは何種類いるのだろう?
「北海道に生息するヒグマと、本州で生活するツキノワグマの2種類。
ヒグマは、大きい個体だと体長3メートル・体重500キロほど。肉食で、人間も獲物と見なすことがあります。
一方のツキノワグマは、人間と同じくらいの大きさ。小さい個体は体長1.2メートル・体重40キロ程度の小型のクマです」(パンク氏)
両者に共通している特徴は「とにかく好奇心旺盛」。
「木に登ったり、ハチの巣を攻撃してハチに刺されたりと、遊びを通して危険を学びます。興味本位で人間に近づくことも」(前同)
どうして近年クマ被害が増えたのか?
「一昨年のドングリが豊作だったことで、頭数が増えています。数が増えても、個体の持つ縄張りの広さは変わらないので、自然と人間のいる場所の近くへと下りてきているんです」(同)
さらに、人間のペットの飼い方もクマの生息地域に関連があるという。
「一昔前は、放し飼いされた犬や野良犬が市街地をテリトリーにして、人間とクマの境界線を守っていましたが、今は野放しの犬はいないですから」(同)