横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第33回「打壊演太女功徳」が、8月31日に放送される。24日放送の第32回「新之助の義」は、不気味な暗躍ぶりで視聴者をザワつかせている一橋治済(生田斗真/40)が、またしても話題になった。
同ドラマは、町民文化が花開いた江戸時代中期を舞台に、名だたる浮世絵師を世に送り出した“江戸のメディア王”で、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築いた“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く。飢饉に幕府の権力闘争と、重い展開が続いている。
第32回は、江戸市中では米不足が続き、怒った町民たちが奉行所に押し寄せる。やがて大坂で打ちこわしが起き、その動きが江戸にも近づいてくる。蔦重は田沼意次(渡辺謙/65)の側近・三浦(原田泰造/55)に頼まれ、お救い米が出るという読売を作成して市中に配る。だが、その期日に米が用意されることはなかった。
一方、江戸城では、尾張の徳川宗睦(榎木孝明/69)、水戸の徳川治保(奥野瑛太/39)、紀州の徳川治貞(高橋英樹/81)の御三家が、意次の代わりに松平定信(井上祐貴/29)を老中にすべきと意見書を提出。また、治済は大奥御年寄・大崎(映美くらら/46)と密談していて……という展開。
打ちこわし騒動に権力争いと派手な回だったが、X上では《治済自身があんな汚い格好で打ちこわしを焚き付けていくって、呆れてしまったと同時に恐ろしくもあった。どんな汚い手でも平気で使う男が新将軍の実父だなんて。今後の物語がどうなっていくのか不安だ》など、流れ者に変装して市中に現れた治済への反響が大きかった。