女優の天海祐希(55)が主演を務め、松下洸平(36)とバディを組む月10ドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(カンテレ・フジテレビ系)が4月17日よりスタートする。

 原作は、映画化された『孤狼の血』で日本推理作家協会賞を受賞した作家・柚月裕子氏(54)の小説『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社文庫)。

 凄腕の弁護士として多くの事件を担当していたものの、ある傷害事件をきっかけに弁護士資格を剥奪されてしまった天海演じる上水流涼子(かみずる・りょうこ)は女探偵に転身。

 頭脳明晰、そして変装の達人である探偵・上水流が、松下演じるIQ140の相棒・貴山伸彦とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していく。不条理がまかり通る現代の“あり得ない”敵を、“あり得ない”手段で葬る、極上痛快エンターテインメントだという。

 ドラマには天海と松下のほか、白石聖(24)、中川大輔(25)、丸山智己(48)、仲村トオル(57)が出演。

 さらに3月20日には、天海と松下に各話で立ちはだかるゲストとして、高嶋政伸(56)、高橋克実(61)、水野美紀(48)、戸田菜穂(49)、早見あかり(28)、猪塚健太(36)が出演することも明らかになった。

■撮影時のエピソードからもうかがえる天海祐希の「大物伝説」

 ドラマ制作会社関係者が話す。

「一部出演者の病気などもあったそうですが、スタートに向けて撮影が進んでいるようです。ただ、驚くべきはその撮影スタイル。大型バラエティ番組では5台以上のカメラを回すこともありますが、ドラマはあえてカメラ2台ほどで撮影を行ない、同じカットを角度を変えて何度も撮ることが多いんです。

 それはカメラマンが違うと、撮り方、ライティングのバランスなどが全然変わってしまう、という理由から。演者には申し訳ないですが、少ないカメラで回して、別角度で何度か同じシーンを撮るといった具合です。

 ところが、天海さんの場合は一気に5台ものカメラを回すんです。同じシーンを撮影するのは1度だけ。それだけ現場は天海さんに負担をかけたくないということで、いかに彼女が大物女優であるかがうかがえますよね」

※画像は『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』の公式ツイッター『@arienai_g』より