■「天海祐希の鶴の一声」で長澤まさみをキャスティング!?
天海は、宝塚歌劇団でトップスターとして人気を博して1995年に退団。退団決定後は石原プロモーション入りを希望したものの、男性俳優専門ということで断られている。このエピソードからも天海の豪胆ぶりがうかがい知れる。
「天海さんはキャスティングにも影響力を持っていると言われています。2013年4月放送のスペシャルドラマ『女信長』(フジテレビ系)では天海さんが主人公の織田信長を、妹のお市の方を長澤まさみさん(35)が演じましたが、事前の段階で天海さんが“これはまさみちゃんがいいんじゃない?”と提案。
その場で天海さんが長澤さんに直接電話をかけ、大先輩からの直接のオファーに長澤さんも“やりますよ”と快諾。天海さんが動いてしまったらもう後戻りはできません。長澤さんの所属事務所とテレビ局サイドは、スケジュールや関係各所との調整を急ピッチで進めたといいます。
それぐらいすごいことをやってしまう天海さんは、『女王の教室』(日本テレビ系)や『BOSS』(フジテレビ系)、『緊急取調室』(テレビ朝日系)で演じた主人公のような“強い女性”のイメージそのままですよね」(前出の制作会社関係者)
■『合理的にあり得ない』は天海祐希のキャリアを代表するドラマになる
『合理的にあり得ない』でも、天海は高い知性と美貌を兼ね備えた強い女性を演じる。
「まさに天海さんにピッタリの役ですよね。原作の柚月氏は“『いままで発表した小説の中で一番エンターテインメント色が強い作品』だと思っています”とコメントするほど。
『合理的にあり得ない』が、天海さんのキャリアを代表するドラマになる可能性も十分にありそうです。何と言ってもバディを組むのが、主演の女優を引き立てる力、“引き立て力”に定評のある松下さんですからね」(前同)