「残業キャンセル界隈」という言葉がSNSのトレンドワードになり、議論を呼んだ。働き方改革で、定時に帰ることは当たり前の世の中になってきたが、職場によってその程度もさまざま。ネットでは、残業は昭和的という声や仕事を終えずに帰るのはどうなのかなど、賛否の声が続出した。
そこで今回は20~30代の会社員100人に「仕事でキャンセルしたいこと」について聞いてみた。(自社リサーチ)
第3位は、早めの出社、業務時間外の連絡が同率ランクイン。
朝の通勤ラッシュを避けるためや、自分の仕事の準備のために早めに出社するという人もいそうだが、上司などから始業時間前までに出社を促されるケースも。その場合は、出社から労働時間とみなされて手当が発生する場合もあるという。
「早起きが苦手だから。出社時間を早めるよう、しつこく言われた。髪をセットする時間がなくなったので、ショートカットにしてしまった」(38歳/女性/会社員)
「時間外労働になるのでイヤ」(35歳/女性/会社員)
「うちは給料が発生しないからしたくない」(29歳/女性/会社員)
「利益にも評価にもならない」(37歳/女性/会社員)
「必要性を感じない」(39歳/男性/会社員)
「それだけ仕事が多いということなのだが、コスパが悪い」(28歳/女性/会社員)
「ただただ面倒くさい」(34歳/男性/会社員)
かつては電話やメールが主流だったが、職場での業務連絡が社内SNSなどになり、手軽にやり取りできる反面、「業務時間外の連絡」を煩わしいと感じる人も多い。特に仕事とプライベートをきっちりと分け、プライベートを大切にする若者世代はその傾向も強いようだ。
「業務時間外に連絡していいと思っている思考が理解できない。 緊急時対応が必要ならちゃんと人を雇って3交代制にすればいい。それをしないのであれば時間外の対応は諦めるよう関係者の説得をするのが正しい仕事の仕方。そもそも業務時間外の人間に聞かなければ対応できない時点でシステムとして破綻している。そういう会社はさっさと潰れてリソースと人員を開放すべき」(32歳/男性/会社員)
「緊急性がなければ、今じゃなくてもと思ってしまう」(39歳/男性/会社員)
「業務時間外なので当然仕事に関することをする必要はないと思う」(25歳/女性/会社員)
「仕事は仕事時間で終わらせてほしい」(30歳/男性/会社員)
「ライフバランスを確立したい」(39歳/女性/会社員)
「時間が無駄です。タイパ」(33歳/男性/会社員)
「いったん職場を離れたら気持ちがリセットされるので、仕事の話をされても関与する気になれない」(39歳/男性/会社員)
「休んだ気がしない」(33歳/男性/会社員)