木村文乃(37)主演、Snow Man・ラウール(22)が共演する木曜劇場『愛の、がっこう。』(フジテレビ系/毎週よる10時)が、9月18日に最終回を迎えた。NHK朝ドラ『あんぱん』でヒロインの夫・次郎役で、好感度を一気にアップさせた中島歩(36)が、本作ではクズ男を演じて話題になり、メインの2人以上に注目された。
同ドラマは、私立ピエタス女学院高等学校葵組の担任である現国教師・小川愛実(木村)と、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)という、すれ違うことすらないはずの2人が出会い、大きな隔たりを越えて惹かれ合う、禁断なのに純愛な“愛”の物語。中島は愛実の交際相手でエリート銀行員・川原洋二を演じた。
川原は、結婚を出世の道具のように考える、打算だけで動くようなタイプ。さらに、愛美のほかに既婚女性と不倫関係にあるクズ男の嫌われキャラ。そのくせ、愛実にやたら執着して、彼女を尾行するなど気持ち悪さも全開。その頂点は、嫉妬からカヲルを殴ったあたりだろう。
しかし、後半に入ると、カヲルの愛美への純粋な気持ちを知り、一気に応援モードになって“いい人”に転換。愛美の親友・百々子(田中みな実/38)にツッコまれてタジタジになるなど、コミカルな姿を見せ、百々子のセリフから、「川原なにがし」という呼び名も定着。メインの2人にも迫る人気キャラになった中島は、本作で完全ブレイクを果たしたと言っていいだろう。