今田美桜(28)が主人公を演じてきたNHK連続テレビ小説あんぱん』は9月26日、ついに最終回を迎えた。主人公夫婦の晩年に焦点を当てた感動的な最終回だったが、“違和感”を指摘する声も……。

【以下、『あんぱん』ネタバレを含みます】

『あんぱん』は国民的キャラクター「アンパンマン」の生みの親である漫画家・やなせたかしさんと小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻がモチーフ。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じた。

 最終回は、のぶが手術を受けた1988年(昭和63年)の場面からはじまり、余命は長くないように思われたが、その後「それから5年間、のぶは病気がすっかり治ったかのように、元気に暮らしました」とナレーションが入り、夫婦の晩年が描かれた。現実の小松暢さんも88年12月に乳がんの手術を受け、93年11月に亡くなったため、その期間中だと見られる。なお、ドラマ内ではのぶの病名は明かされていない。

「のぶと嵩以外の物語は前回(25日)に描いていたことで、夫婦の晩年が尺たっぷりに描かれる、優しくて、物語全体を噛みしめるような素晴らしい最終回となりました。“いい最終回だった”“泣けた”など絶賛の声も多いですが、一方で、“違和感”を指摘する声も出ていますね」(女性誌編集者)

 視聴者から声が上がる“違和感”――1つは、以前から指摘されたことではあるが、のぶと嵩の“老け具合”だ。

「のぶと嵩の年齢は、最終回冒頭の時点では2人とも69歳。その後、70代の2人が取材を受けたり、のぶが子どもたちにアンパンマンの紙芝居を読み聞かせてあげる場面などが描かれたのですが、演じている今田さんと北村さんが20代後半のため、老けメイクをしてもどうしても若く見えてしまっていて。そして声も……。特にのぶは、余命が心配されるような大病を患った高齢者にしては、かなりしっかりとお腹から出ている太い声でしたね」(前同)

 視聴者からは、

《やっぱり見た目だけ老け演出で声が若いから終始違和感なんだよな、、、そこだけずっと引っかかっていた》
《朝ドラのあんぱんの今田美桜が可愛すぎておばあちゃん役似合ってないしすごい違和感。話入ってこん》
《朝ドラのあんぱん、チラッと見て違和感が結構あった。若手の役者がそのまま年齢重ねて老いるのはいいけど、髪型とメイクで作ったシミだけで老いてて目元とか首がシワなくて年をとってない。コントみたい》
《朝ドラあんぱん。感動の場面なんだろうけど中途半端な老けメイクと若い声でコントに見えてくる病にかかってる》

 といった、“老け具合”への違和感指摘が寄せられている。

「若くて美しい今田さんと北村さんだけに、“老け”はメイクでも限界がありますよね。ただ、読み聞かせの声などはやはり、力強いなと感じられてしまいましたが……。

 もう1つ、違和感というか“どうなったんだ?”という声が上がっているのが、のぶの妹・蘭子(河合優実/24)と、彼女との恋模様が描かれていたキューリオ(モデルは『サンリオ』)社長の八木信之介(妻夫木聡/44)の“その後”がなかったことです」(同)