■日テレ局員が恐れる「ナベツネの後継者」

 山口氏は、渡邉恒雄氏(96)――いわゆる“ナベツネ”の後継者とも目され、新たなドンとして権力を掌握しつつあるという。

「超切れ者で、コンプラにも厳しく、そういった関係各所の配慮もできるからかどんどんと出世していき、日本テレビHD議長というポジションにまで上り詰めたんです。

 山口氏は日テレ内でトラブルや不祥事が起きると、“新聞を読んでいないからこういうことになるんだよ”と言うのが口癖だそうで、何か大きなミスがあるごとに読売の人間を送り込んでくるそうなんです。

 今回の『スッキリ』の一件は社長が謝罪するほどの不祥事です。再び読売出身の人間が送り込まれる口実になりますし、今まで以上に幅を利かせることになってしまう。そういった裏事情もあり、日テレ内からは『スッキリ』と加藤さんに怒りが向けられているといいますね……」(前出の芸能プロ関係者)

 最終回直前の『スッキリ』の不祥事が、日本テレビに大きな変化をもたらすことになるのだろうか――。