横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第38回「地本問屋仲間事之始」が、10月5日に放送される。9月28日放送の第37回「地獄に京伝」は、蔦重(横浜)、松平定信(井上祐貴/29)、歌麿(染谷将太/33)らをめぐる重い展開となり、今後を心配する声が多い。
同ドラマは、町民文化が花開いた江戸時代中期を舞台に、歌麿、北斎、写楽という、名だたる浮世絵師を世に送り出した“江戸のメディア王”で、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築いた“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く物語。
第37回は、抱えの戯作者らが去る中、蔦重は山東京伝こと政演(古川雄大/38)に執筆を依頼するが、政演は筆を執ろうとしない。ところが、政演はその後、蔦重に内緒で『心学早染草』を出版する。定信が推し進める倹約や勤勉をネタにした内容に蔦重は激怒するが、政演は面白いことこそ黄表紙だと反論する。
一方、定信は、倹約の徹底を大奥にも求め、大崎(映美くらら/46)の老女の職を解任。また、意次時代を象徴する悪の温床として、中洲の遊郭を取り壊してしまう。さらに、光格天皇から父の典仁親王への太上天皇宣下の打診をあっさり断ったため、一橋治済(生田斗真/40)の怒りを買ってしまうが……という展開。
蔦重の闇落ち、定信の暴走に加え、歌麿の妻・きよ(藤間爽子/31)の病気も匂わされ、X上では、《春町先生の死は定信だけじゃなく蔦重も追い詰めてる》、《やめてやめて…歌を最高に幸せにしておいて突き落とすような足首アップのアングルやめて…おきよちゃんそれ梅毒じゃないの…》などと、厳しい展開を嘆く声が。