■幕張の未来を託されるのは?
では、退任して「当然」の烙印を在京スポーツ紙デスクから押されたロッテ・吉井理人監督(60)の後任は、誰になるのか。
リーグ最下位に沈んでいたチームは交流戦前に、当時2軍監督だったサブロー氏(49)を、1軍ヘッドコーチへ昇格させ、テコ入れを図った。これを他球団のスコアラーも「オーナー一族から寵愛を受けるサブローの来季監督就任を見据えた布石」と見ていたが……。
「ここへきて“ジョニー”こと黒木知宏投手コーチ(51)の名が急浮上しているんです。今季のロッテの1試合あたりの平均観客動員数は昨季より1000人以上減って2万5902人(9月23日現在)。商業面で巻き返すためにも、チームの顔になれる全国区の人材が必要です」(スポーツ紙記者)

今季途中から参謀役として1軍首脳陣に加わるも、低迷するチーム状況を立て直せなかったサブロー氏には、吉井監督もろとも、球団から三行(くだり)半が突きつけられるということか。
結果がすべてのプロの世界。その厳しい現実は選手だけでなく、首脳陣にも突きつけられようとしている。