■「仲間由紀恵が松坂慶子化していく」視聴者からも声が上がる大女優への“道”

 仲間は20代の頃、大人気学園ドラマ『ごくせん』シリーズ(日本テレビ系/02年~09年)で大活躍。熱血教師“ヤンクミ”こと山口久美子役のイメージが現在も残っている人は少なくないだろう。今回のドラマ『小さい頃は、神様がいて』でも、仲間が演じるあんの少女時代の髪型が“ヤンクミ”と似ていたことから《ごくせんじゃん》などという声もあった。

 そうした指摘もある仲間だが、今回の『小さい頃は、神様がいて』でのビジュアルには、

《仲間由紀恵さん、お母さん感出ててめっちゃ良い 松坂慶子さん味ある》
《仲間由紀恵さんポッチャリされてもキレイだな。松坂慶子さんみたいな感じ》
《仲間由紀恵さんが松坂慶子さんになってきた》
《仲間由紀恵が松坂慶子化していく。決して悪い意味でなく》
《中年になって貫禄が出てきてその強さが眩しい。松坂慶子さんに続いてシリアスもコメディも自在に演じられる俳優さんになってほしい》

 といった、大女優・松坂慶子(73)を連想する声が多く寄せられている。

「若い頃の松坂さんは、絶世の美女優として活躍。年を重ねてからはさまざまな役を演じ、日本を代表する名俳優へと進化したことで知られます。NHK大河ドラマの出演本数は、『西郷どん』(18年)時点で9回目ですし、映画『牙狼-GARO- 〜蒼哭ノ魔竜〜』(13年)では還暦にして初のアクションシーン・ワイヤーアクションをこなしたこともありました。

 仲間さんも今月末には46歳に。ベテランとしての雰囲気も出てきたことから、大女優・松坂さんのようになっていく期待が高まっているということではないでしょうか」(芸能プロ関係者)

 近年の仲間は、男女逆転時代劇『大奥 season2』(NHK/23年10月期)で、“趣味”で謀殺を繰り返す悪女・一橋治済を怪演し、あらためて演技力が話題になったこともある。

 また、主演映画『Step Out にーにーのニライカナイ』(3月14日公開)では、ダンサーを目指す息子を大切に思いながらもうまく言葉にできない、不器用なシングルマザーを演じるなど、母親役の機会も増えた。

「現在の仲間さんは、『大奥』のようなどこかファンタジー感のある役も、『にーにーのニライカナイ』や、今回の『小さい頃は、神様がいて』のような、現実にいそうな落ち着いた役も、どちらも好評。40代を迎えて、着実にステップアップしている印象を受けます。

 ドラマ『小さい頃は、神様がいて』は始まったばかりですが、ちょっとしたボヤきなど、日常の何気ないリアルな芝居が視聴者から高評価されているようですし、同作ではまた新たな面を見せてくれるのかもしれませんね」(前同)

 演技派女優の進化は止まらないようだ。