■政界は金目当ての者が跋扈する相撲取文化に酷似

 今回、“ポスト石破”として注目を集めた小泉進次郎氏もお坊ちゃんですが、その父・小泉純一郎元首相といえば郵政民営化。アメリカ政府から幽体離脱したかのように、米国を利する政策を繰り返し、その“投資”は、ご子息のコロンビア大学大学院卒業という学歴として“償還”されたように思います。

 テレビ座敷では、ご子息の活躍が目に余るほど。芸能系プロモーションをも凌駕するご一族が、平和の虚像の傘の下に、“アメリカ式多民族国家”を、横須賀の地をはじめ全土へ根づかせようとしている。

 そうしたところにも、かつて訪米時に見せた“エルビス・プレスリーの物真似”――すなわち、アメリカのご機嫌取りといった面を感じてしまいます。

 今回の総裁候補が党首となってもまた、欺瞞に満ちた政治が横行するんでしょう。我が国にとって、古今未曾有の危機なのではないでしょうか。

 裸武者ではなく、太鼓持と男芸者しかいない政界は、金目当ての者が跋扈(ばっこ)する相撲取文化にも酷似。違和感を覚えてしまいます。

「日本文化」を忘却した国民政党は摩訶不思議。真実を語らない国民政治は、そろそろ終わりを告げる頃です。