■ジュリー氏が社長を禅譲して会長職に勇退!?

 BBCの問い合わせに、藤島ジュリー景子社長は文書で以下のように回答している。

《今回、このような内容で貴社よりご取材いただいたことを大変重く受け止めております。

 2019年の弊社代表の死去に伴う経営陣の変更を受けて、時代や新しい環境に即して、経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス遵守の徹底、また偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等、全社一丸となり社会から信頼いただける透明性の高い組織体制及び制度整備を一歩ずつ進めております。

 具体的には、新体制が発足して最初の年明けになる2023年1月に、新体制及び新制度等の発表、施行を計画しております》

「ジュリー氏名義でこのようなコメントを出すのは異例中の異例ですよね。ただ、ジャニーズ事務所も会社としてこの問題を重く受け止めているのではないでしょうか。このコメントの通り、新体制や新制度の発表、施行を計画しているといいます。

 かねてより報じられていますが、東西のジャニーズJr.を解体・統合するという話もありますし、マネージャーをはじめとするスタッフの配置転換も行なわれたそうです。さらに、今後のことですが、ジュリー氏が社長から会長職に勇退するという話も持ち上がっているというんです」(前出の芸能プロ関係者)

■“長男坊”の東山紀之をぶっちぎってイノッチが社長就任か

 ジュリー氏は、そもそも表舞台には出たくない、あくまでも会社を内部から支えることを希望していたとも報じられている。

「社長職を禅譲するのであれば、“会社の顔になってくれる人がいい”と考えているようです。滝沢さんがいたら、彼が社長に昇進していた可能性もありましたが、退所し、自ら代表取締役を務める『株式会社TOBE』を設立してしまいましたからね。

 そうなると“長男坊”の東山紀之さん(56)ということになりそうですが、実はここにきて評価が急上昇している井ノ原さんが一気に本体の社長にまで上り詰めるという話が浮上しているというんです」(前同)

 2022年9月中旬、ジュリー氏からジャニーズアイランド社長就任の打診を受けた際、「普段からあまり驚くことはないんですけど、そのときは“えーっ!”って言っちゃいました」と心境を吐露していた井ノ原。

 その井ノ原が、ジャニーズアイランドに続いてジャニーズ事務所本社の社長にも就任することになるのだろうか。

「井ノ原さんの名前が出るのはジュリー氏の非常に意向に従順なためで、これを揶揄する声もあるほど。賛否ある『22歳定年制度』も手放しで“いい制度”と言うぐらいですからね。

 メリー喜多川氏(享年93)の存命中は特に顕著でしたが、ジャニーズタレントは基本的に他社の男性アイドルグループとの共演をNGにしています。最近はだいぶ緩くなっていますが、この考えをしっかりと踏襲しているのが井ノ原さんなんです」(同)