■『まつもtoなかい』を始めるのは「親友のため」!?

 前出のお笑いプロ関係者が続ける。

「『ワイドナショー』と入れ替わるように4月からスタートする『まつもtoなかい』(フジテレビ系)も、引退に向けた準備とも考えられるんです。松本さんは、中居正広さん(50)のことを“芸能界唯一の親友”だと公言していますが、その親友と最後に番組をやっておきたい、という考えがあるのではないかと……。

 それに中居さんは、自身の看板番組の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の視聴率が深刻低迷しています。そんな中居さんのために“勝負できる番組を立ち上げたい”という思いもあったのかもしれませんね」

 大みそか恒例の『絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)の今年の放送はまだ発表されていないものの、一部ではダウンタウンの2人が還暦を迎える今年を最後にシリーズの幕を閉じるのではないか、という話もささやかれている。

「『笑ってはいけない』は体力面にも大きな負荷がかかりますから、グランドフィナーレを迎えるのであれば“なるべく早めに”という事情もあるでしょうからね。

 加えて、松本さんがリスペクトしている上岡龍太郎さん(81)と島田紳助さん(67)も早々に芸能界を引退していますから、2人の影響も多分にありそうです」(前同)

■松本人志に影響を与えた紳助氏は第二の人生を謳歌

 上岡氏は関西のみならず全国ネットの番組でMCを歴任。松本が3代目局長を務めている『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の初代局長に就任し、番組を超人気番組へと成長させたことでも知られる。

 しかし、かねてより「俺は芸能生活40周年を迎える2000年の春になったら完全に隠居する」と公言していた通り、きっぱりと芸能界を引退。以降は表舞台に出てきていない。

 紳助氏は反社会的勢力との交際が発覚し、2011年8月に芸能界を引退。引退後は大阪を拠点に生活しているが、スポーツ紙や週刊誌の取材に今でも応じることもあり、沖縄でゴルフに興じる姿なども伝わってくる。

「上岡さんは58歳、紳助さんは55歳と、今の松本さんより若くして引退しているんです。紳助さんは不祥事が引き金となっての引退でしたが、ゴルフを楽しんだり、気の置けない仲間と飲んだりと、その後の人生を謳歌していて、“枯れている”という感じは全くないですよね。

 松本さんも、仕事だけで人生を終えたくない、と考えていて、たびたび公言している引退を本気で実行しようと、仕事を整理しているのかもしれませんよね」(同)

 早ければあと2年、遅くとも5年後にはダウンタウンの2人をテレビで見ることができなくなってしまうのだろうか――。