11月5日に第6話が放送される、菅田将暉(32)主演の連続ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(もしがく)』(フジテレビ系/水曜よる10時)は、配信サービス・TVerのお気に入り登録者数が物語中盤の第4話放送後、10月26日を境に減り始めるという異例の事態を迎えている。

 同ドラマは、25年ぶりに民放GP連ドラ脚本を手掛ける三谷幸喜氏の半自伝的な要素を元に、1984年(昭和59年)の渋谷の架空の街、ストリップ劇場のネオンが光る商店街「八分坂」を舞台にした青春群像劇を描く。菅田は、横暴すぎて劇団から追放された、蜷川幸雄に憧れる演出家の卵・久部三成を演じる。

 10月29日放送の第5話は、いよいよ『夏の夜の夢』公演初日を迎えたWS劇場。久部が劇団クベシアターの旗揚げを高らかに宣言する。八分神社の神主・江頭論平(坂東彌十郎/69)と娘・樹里(浜辺美波/25)が公演前のお祓いを執り行なうと、蓬莱省吾(神木隆之介/32)は樹里の美しさに言葉を失っていた。

 その後、劇団クベシアターの面々は、ロビーの装飾を公演用に変えたり、ホール内の掃除をしたりと、公演に向けて総動員で働いたが、モネ(秋元才加/37)が小学生の息子・朝雄(佐藤大空/6)から、翌日の運動会で必要な紅白帽がないと言われ、焦って開場1時間前に買い物に出てしまい……という展開。

 その後もパトラ(アンミカ/53)が肉離れを起こすなど、劇団はトラブル続き。久部の言葉で語られらだけだが、舞台の本番もうる爺(井上順/78)が緊張して15分も勝手に踊り続け、リカ(二階堂ふみ/31)もアドリブでスリラーを踊るなど、公演初日を終えるまでのドタバタ劇に終始しているように見えた。