■勝男・竹内涼真を引き立たせるサブ陣

 X上では、《上司からは期待され、後輩には親しまれ、恋愛は一途で料理にも挑戦中…自分の過ちを素直に認め変わる努力をする勝男どんどんいい男になっていく》《カツオは視聴者みんなのどこかにある気付いていないものを映し出す役割で…色んなものに気づかせてくれてる。人の立場になってみる、想像してみる事の大切さを》などと、勝男を支持する声であふれていた。

 また、《竹内涼真の泣きの演技のバリエーションが豊かで、「こんなに上手い俳優だったんだなぁ」と再認識》という声もあるように、毎回のようにある勝男の男泣きのシーンは、竹内の熱演で胸に迫る。勝男の“気づき”からの“反省”という流れをしっかり演じていて説得力があるからこそ、ここまで視聴者に称賛されるのだろう。

 後輩の白崎(前原)と南川(杏花)ら周辺人物の力も大きく、《勝男と鮎美がいい感じで料理してるのを仏様のような顔で見守る白崎  しかも車で送るように彼女まで呼んでくれる白崎…》《南川良いよねー!白崎と南川と勝男の3人のシーンはワクワクする》《悩むカツオを優しく受け止める前原瑞樹と生意気な後輩の杏花とのバランスもめちゃいい》などと好評。

 そんな2人がしっかりサポートしているからこそ、勝男というキャラが映えるのだろう。今回は、突然登場したかと思ったら、とり天を鷹広(塚本)に渡すために勝男を車で空港に送り、車中で自身の過去の後悔を語って勝男の背中を押した、白崎の彼女・青子(夏目透羽/21)も話題になった。このスキのないサブキャラのキャスティングも本作の人気の秘密だ。