■パチンコ店の営業に飛び回る日々 サイン、写真撮影もOK
2023年12月に覚醒剤取締法違反で懲役2年8か月の実刑判決を受けた田中がラストライブに来られないのは仕方ないが、赤西と田口が客席にいる姿を期待するファンも少なくなかっただろう。しかし、当日の客席に田口の姿はなかった。
そんな田口がラストライブに言及したのは、ライブ翌日の11月9日になってからだった。自身の公式Xを更新し、《KAT-TUNありがとう》とグループへの感謝を述べたうえで、《実は昨日から高熱でずっと寝込んでいてライブ見れてません 人生で一番、頭痛がひどいです。Break the ATA-MA》と、ラストライブ当日に体調を崩していたことを明かした。
2016年3月でKAT-TUNを脱退、ジャニーズ事務所を退所した田口。その後はソロアーティストとして活動するも、2019年5月に大麻取締法違反で逮捕される。活動休止期間を経てからは、彼の活動のフィールドも大きく変わってきている。前出のワイドショー関係者が言う。
「田口さんは2022年、麻雀のプロ団体である日本プロ麻雀協会へ入会してプロ雀士となっています。また、最近はポーカー大会へも参加しており、ポーカー関連の仕事も増えています。そのほかパチンコ店への来店イベントも数多くこなしていますね」
今年12月22日から24日にTOKYO MXで放送されるドラマ『欲しがり女子と訳あり男子』で11年ぶりの地上波ドラマ出演が決まっている田口だが、仕事のジャンルはギャンブルに比重が寄りがちだ。
KAT-TUNのラストライブの前後も、パチンコ店の来店イベントに参加していた田口。11月6日に山口県内のパチンコ店に、11月10日には神奈川県、さらに11月11日には鳥取県と全国を飛び回っている。10日は公式Xで《体調はギリギリだけど、頑張ってるよー!》と投稿するなど、パチンコ店の営業という仕事を大切にしていることがうかがえる。
また、田口が来店した「グランキコーナ相模原店」の公式Xも同日、田口と店員が写った写真を投稿。《ファン交流会ではサインや写真撮影を行っており、多くのお客様がお並びになっておりました!! ありがとうございます》と盛況ぶりをアピールした。パチンコ誌ライターはこう話す。
「タレントさんの来店イベントは、当然そのタレントさんを目当てにした客の来場を狙ったものですが、タレントさん本人がパチンコやパチスロに興味がない場合だと、サイン会や撮影会をやって終わりで、店の売り上げにあまり貢献しないこともあります。その点田口さんは、本人がパチンコ・パチスロを含めたギャンブルが好きだということもあって、ちゃんと長い時間遊技する。知名度だけでなく、ちゃんとパチンコ・パチスロが好きだからこそ、田口さんに来店イベントのオファーも多いのだと思います」
ギャンブル関連の仕事に軸足を置いている今の田口にとって、パチンコの来店イベントは重要な収入源にもなっているようだ。前出のワイドショー関係者は言う。
「KAT-TUN脱退後、田口さんの活動は順調だったわけではなく、さらに不祥事によって仕事が全くない時間もありました。そういった中で、ギャンブル関連の仕事は田口さんがやっと見つけた“自分を活かせる場所”。体調不良でKAT-TUNのラストライブに行かなかったというのも、体調不良のなか、無理をして仕事に穴を開けないためでもあったのではと」
Xでは、田口が営業するパチンコ店にかけつけたファンによる《田口くん………Break the KAT-TUN「行くつもりだった。」 御本人に聞いてきました…………(泣)(泣)(泣)》との切ない報告もあがっている。
KAT-TUNのラストライブには参加できなかったが、個人同士の繋がりはこれからも続くのだろう――。