■フワちゃんには「新人若手と同じ働きもしてもらいます」
──フワちゃんにスターダムでこんな選手になってほしいという願望はありますか？
「入団したからには、会場に着いたらリング設営や撤収といった新人若手と同じ働きもしてもらいます。ただ、出場回数に関しては、やはり彼女は特別な存在でもあるので、そのあたりは相談しながら進めていきたいと考えています。もちろん彼女には、先述の通り新弟子のようなこともしてもらいますが、その枠にとどまらない選手になってほしいと思っています。
そのうえで、まず１つ目は、プロレスに興味のない人をスターダムに連れてくる架け橋になってほしい。２つ目は、その独特なキャラクターを活かして、プロレスでも上り詰めてほしい。そして、３つ目は１つ目と被るんですけど、スターダム、女子プロレスというジャンルを底上げする手助けをしてほしいなと感じております」
──フワちゃんの入団を機に、女子プロレスを生で観戦したいというファンも増えてくると思われます。岡田社長が思うスターダムの魅力を教えてください。
「今、スターダムでは４０人近くの選手が参戦しております。それでいて、誰ひとりとして同じような子がいないんです。入り口は沙弥様（上谷選手の愛称）でもフワちゃんでも、それこそＮｅｔｆｌｉｘのドラマ『極悪女王』でも、何でもいいと思います。
会場に足を運んでいただければ、観終わったときになんだか分からないけど元気になっていると思います。それで、誰かしら“推し”ができるはずです。また、世界でもトップクラスの技術を持つ選手が揃っているので、プロレスをもっと深く知りたくなったときに、“本当にすごいことをしてるんだ”って、分かってもらえると思います。
まずはプロレスの試合で元気をもらって、そこから誰かを好きになる。さらにハマれば、より深く楽しめる。それが、“今のスターダムが目指すところ”とアプローチしていきたいところですね」
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人気と実力を兼ね備え、女子プロレス界を牽引するスターダムの選手たち。フワちゃんの加入で、さらなる飛躍が期待される。
