『秘密戦隊ゴレンジャー』から50年続いた特撮ヒーロー番組「スーパー戦隊シリーズ」が終了することが、10月30日に報じられた。終了には、関連グッズや映画化などで得られる収入が制作費に見合わないことなどが背景にあるという。
世代を超えて長年親しまれてきたシリーズの終了に、SNSではファンからの悲しみの声が続出。2024年に配信された『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』にゲスト出演した、Mrs.GREENAPPLEの大森元貴もXで「うわああああああああ」と嘆きの声をあげたことが話題になった。
「スーパー戦隊シリーズ」といえば、若手俳優の登竜門的作品として、多くの人気俳優を輩出してきたことでも知られる。そこで今回は30~40代の女性100人に「売れきった戦隊出身イケメン」について聞いてみた。(自社リサーチ)
第9位(3.0%)は、金子昇、井内悠陽が同率で選ばれた。
金子昇は、2001~2002年の『百獣戦隊ガオレンジャー』で、主演を務めた。同作は百獣の王・ライオンをはじめ、ワシやトラといった動物たちをモチーフで、邪悪な鬼の一族・オルグにガオレンジャーが立ち向かう姿を描いた。金子は主動物の心を読み取ることができる獣医の人公・獅子走(ガオレッド)役を演じた。
その後、2003年公開の映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』で主演を務めるなど、数々の話題作に出演。2022年度前期の黒島結菜主演NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で、新聞社のベテラン記者役で朝ドラ初出演。今年4月期には、町田啓太主演ドラマ『失踪人捜索班 消えた真実』(テレビ東京系)、7月期には大森南朋、嵐・相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演を務めた『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(テレビ朝日系)にゲスト出演していた。
井内悠陽は、2024年のクルマをモチーフにした『爆上戦隊ブンブンジャー』で主演を務めた。地球侵略を目論む異星人集団・大宇宙侵略大走力団ハシリヤンとの戦いを描き、井内は主人公・範道大也(ブンレッド)役、開発、改造の達人で、人でもモノでも気にいると気前よく手に入れるというキャラクターを演じた。
同作出演後、今年7月期に森川葵主演ドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』(フジテレビ系)にメインキャストとして出演。総務部装備課の備品係から異動となったコスプレイヤー役で、GP帯連続ドラマ初出演をはたした。
第7位(4.0%)は、高橋光臣、塩野瑛久。
高橋光臣は、2006~2007年の『轟轟戦隊ボウケンジャー』で主演。冒険をテーマにした作品で、地球に眠る大いなる力を秘めた古代の秘宝「プレシャス」を巡る悪の組織との戦いを描き、高橋は、冷静沈着で指揮能力も高いボウケンジャーのチーフ・明石暁(ボウケンレッド)を演じた。
高橋は2010年に福山雅治主演NHK大河ドラマ『龍馬伝』に出演、2012年度前期放送の堀北真希主演『梅ちゃん先生』で朝ドラにも出演。2024年には、吉高由里子主演NHK大河ドラマ『光る君へ』で、藤原義懐役を好演したことも話題になった。
今年4月期には北川景子主演ドラマ『あなたを奪ったその日から』(フジテレビ系)でヒロインの元夫役、4月期には安達祐実、相武紗季、磯山さやかトリプル主演ドラマ『夫よ、死んでくれないか』(テレビ東京系)で相武の夫役、7月期にはなにわ男子・大橋和也主演ドラマ『リベンジ・スパイ』(テレビ朝日系)に出演するなど、バイプレイヤーとしての地位を確立している。
塩野瑛久は、2013~2014年の恐竜をモチーフとした『獣電戦隊キョウリュウジャー』に出演。恐竜達の魂が込められた「獣電池」を駆使して、邪悪なデーボス軍に立ち向かうキョウリュウジャーたちの姿を描いたストーリーで、塩野は少し無愛想だが優しい心の持ち主で、正義感は人一倍強い青年・立風館ソウジ(キョウリュウグリーン)を演じた。
塩野は、2024年に吉高由里子主演NHK大河ドラマ『光る君へ』で、一条天皇役で大河ドラマ初出演をはたし、SNSで《美しい》という声が続出した。
他にも今年1月期には『五十嵐夫妻は偽装他人』(テレビ東京系)で、新川優愛とダブル主、4月期には生久美子主演ドラマ『魔物』(テレビ朝日系)にもメインキャストとして出演。今期には、草なぎ剛主演ドラマ『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』(フジテレビ系)で、現場歴10年の遺品整理人役を好演している。
2026年には、1月スタートの志田未来主演ドラマ『未来のムスコ』(TBS系)に出演することが発表されており、ここ数年の飛躍ぶりに注目が集まっている。