俳優・堺雅人(52)が、11月17日放送の朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)にVTR出演。同月14日公開の主演映画『平場の月』の告知を行なっただけでなく、来年続編が放送される日曜劇場『VIVANT』について語る場面もあり、注目を集めた。
2023年7月期に放送された連続ドラマ『VIVANT』は架空の国・バルカ共和国と日本を舞台に、自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)の活躍を描いたオリジナルドラマで、大ヒットドラマ『半沢直樹』で演出を務めたTBSの福澤克雄氏が原作・監督を手掛けた。
同作は視聴者を巻き込む“考察ドラマ”として社会現象級の大ヒット。モンゴルでの長期ロケによる迫力ある映像も話題となった。最終回は世帯視聴率19.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、個人視聴率12.9%、コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)10.1%という超高視聴率を叩き出すなど、日本中に“『VIVANT』旋風”を巻き起こしたことで知られる。
『VIVANT』の続編を巡っては、26年7月期の放送がささやかれ、2クール連続放送説、さらにはドラマ放送後の映画公開の話なども報じられている。すでに撮影は始まっており、6月下旬、東京・日本橋で撮影している様子が写真誌にキャッチされているほか、基本的にアゼルバイジャンなど海外が舞台とされる。
今回、『THE TIME,』では、堺が安住紳一郎アナウンサー(52)と書店ロケをするコーナーでトーク中に、1週間前にアゼルバイジャンから帰国したばかりと切り出したことで、『VIVANT』の話へと展開。
現地での撮影風景が紹介されたほか、続編は、前作のラストシーンである23年5月6日の場面から始まる、という新情報も。堺が何気なく未解禁情報をしゃべってしまい「言っちゃいけないことだらけ!」と、苦笑する場面もあった。「×××(※ピストル音)も決まってない。そんなドラマありますか?」と音声が加工されていたが、何が決まっていないのか気になるところだ。
「『VIVANT』の続編決定が正式に発表されたのは、今年6月11日放送の『THE TIME,』。以降、公式SNSでロケ地を“考察”させる画像を投稿したり、今回のように情報を小出しにして、視聴者の期待を高めている感じですよね。
最近では10月21日に、『VIVANT』続編映像初公開!総勢26名のキャスト発表!』と題して、“全員怪しい”新動画が公式SNSに公開されましたね」(女性誌編集者)
続編映像では、アゼルバイジャンで撮影したと思われる風景の数々や、多くの登場人物が意味深な表情を浮かべるシーンが映っている。予告には、前作で非常に怪しい動きを見せていた小日向文世(71)演じる長野利彦専務の姿もあった。
長野専務は、主人公・乃木(堺)が“表向きの顔”として働いている会社の上司。意味深な表情を浮かべたり、薬物に手を出してしまい更生施設に入っていた、という“理由”があるとはいえ経歴に“空白の2年間”があったりと、かなり怪しい人物でありながら第4話を最後に登場しなかったこともあり、
《やっぱり長野専務がチョイ出で終わるわけがない……》
《前作で防衛大卒で一流商社に就職…からのセクハラおじさんでフェードアウト、って伏線だったのね》
《堺さんあの表情何度も見てもヤバい…あと小日向さん…!!!!意味深すぎる!!》
といった、続編での伏線回収に期待する声も多い。
「26年の『VIVANT』の続編では、長野専務の“掘り下げ”があるともささやかれていますね。いよいよ、小日向さんの怪演が見られるのではないでしょうか……。
そんな話題に事欠かない『VIVANT』ですが、報道通り続編が26年の夏スタートだとすれば、まだ8か月近く先の話。放送まで日がありますが、今回の『THE TIME,』だけでなく、すでにTBSの各所で番宣の動きが始まっている感じですよね。
一般的に、地上波ドラマの制作発表はおよそ2か月前に行なわれ、その頃から番宣が行なわれますが、『VIVANT』は続編までかなり時間がある。現段階からの番宣は、やはり異例と言えそうです」(制作会社関係者)