■大晦日にも『VIVANT』続編特番か――

『VIVANT』続編の番宣――最近のTBSのテレビ番組では、堺が11月16日放送の『サンデー・ジャポン』に出演し、「2か月行って、アゼルバイジャンに」「大変ですよ、大変」と、撮影が進んでいることを明かしたほか、11月20日夜8時からは、バラエティ番組『VIVANT撮影の裏側大公開&世界陸上の貴重珍映像★そう言われたら見たことない!』が放送予定。

 同番組での『VIVANT』キャストの出演は発表されていないが、《150時間にもおよぶ前作の撮影の裏側を抑えた貴重映像》が紹介されるということで、そこで続編の新情報が出る展開は考えられる。

 また、10月30日に行なわれたGoogle Cloud主催のイベント『AI Agent Summit‘25 Fall』では、『VIVANT』の続編には、TBSドラマとして史上初の試みとなる生成AI映像を導入すると発表。同ニュースは大々的に報じられ、多くのドラマファンからも注目を集めた。

「今後もTBSでは、『VIVANT』続編の番宣が続くと見られています。主演の堺さんを始め、主要キャストがTBSの番組にどんどん出ていくと考えられていて……大晦日にも『VIVANT』と既存のレギュラー番組のコラボ特番が放送される予定だと聞こえてきています。同番組でも、『VIVANT』続編の中身が深堀りされるのではないかと。

 テレビ局にとって非常に重要な日である大晦日も、『VIVANT』に時間を割くということですよね。前作で“大考察ブーム“を巻き起こしたのと似た流れで、情報を小出しにしていって、視聴者の期待感を高めていく狙いがありそうです」(前出の制作会社関係者)

 前作『VIVANT』は、第1話が放送されるまで、“堺、阿部寛(61)、二階堂ふみ(31)、松坂桃李(37)、役所広司(69)の4人がメインキャスト”以外の情報が完全に伏せられていて、役名・世界観などは放送の瞬間まで隠されていた。

 ところが、放送後には一転して情報を積極的に出すように。SNSや特番で核心部分は避けつつも多くの情報を明らかにしたことで、出演者やスタッフのちょっとしたコメント、SNSや番宣で公開された先出し映像・写真などを材料に、“考察”がより沸騰したのだ。

「『VIVANT』の続編には2クール放送説、そしてドラマ放送後の劇場版説まで出ていますよね。局を上げてのビッグプロジェクトであることは間違いないですし、TBSとしてはとにかく放送が始まる前までに大いに盛り上げたいはず。

 2026年に入ってからはより期待感をあおる企画や“事前番組”が放送されるでしょうが、25年がまだ1か月以上残る今から、『VIVANT』続編の“大ヒット戦略”は始まっていると言えそうですね」(前同)

 26年の7月クールに放送されると見られている『VIVANT』続編。あと8か月――日本ドラマ史上に残るであろう大作の開始が待ち遠しいところだ。