■「絶望を感じた値上がり」、価格大台突入が話題になったのは

 第6位(6.0%)は、ガソリン、卵が同率で選ばれた。

 ガソリンは、11月4日時点のレギュラーガソリンの全国の平均小売価格が1リットルあたり173円60銭で、4週ぶりの値上がりをみせた。

 一方、ガソリン税には1リットルあたり25.1円の旧暫定税率が上乗せされているが、11月5日、与野党6党は国会内でガソリン税の旧暫定税率を12月31日に廃止すると正式に合意したと報道され、負担軽減の期待も高まっている。

「出勤以外の遠出を控える」(34歳/男性/自営業)

「外出を減らす」(38歳/女性/会社員)

 卵は、2023年に鳥インフルエンザが流行した影響で、1キロ350円まで高騰した“エッグショック”が記憶に新しい。

 さらに今年も飼料価格の上昇、鳥インフルエンザ、猛暑などの影響により、10月17日時点でMサイズの平均卸売価格が1キロあたり325円を記録するなど、価格が下がる気配はない。

「毎日食べるのでより安いものを買う」(42歳/女性/会社員)

「今までよりコスパ重視で、ランクを落として知らないブランドやメーカーも使っている」(47歳/女性/パート・アルバイト)

「外食をなるべくしない」(36歳/女性/会社員)

「ポイ活している」(47歳/男性/会社員)

 第5位(7.0%)は、野菜。

 農林水産省が、11月の野菜価格見通しを10月31日に発表。ばれいしょ、たまねぎの価格は平年を上回って推移し、キャベツ、レタスの価格は平年を下回って推移する見込みと報告した。

 今年1月にキャベツの価格が平年の3倍を超えるなど、高値が続いたことも話題になったが、夏には産地の高温などの影響で、トマトやにんじんの価格も上昇している。

「野菜の皮までしっかり使うようになった」(38歳/男性/パート・アルバイト)

「なるべく安いものを買う」(41歳/男性/パート・アルバイト)

「自炊の割合を増やした」(48歳/男性/会社員)

「安いスーパーを探して買い溜め」(40歳/女性/主婦)

「購入量を減らす」(41歳/男性/パート・アルバイト)

 第4位(9.0%)は、飲料(お茶・ジュースなど)。

 飲料は、10月に多くの品目が値上がりした。アサヒ飲料は「三ツ矢サイダー」「カルピスウォーター」など全商品の7割の価格が約4~25%上昇、キリンビバレッジは「午後の紅茶」「生茶」など214品目を約6~22%値上げ。サントリー食品インターナショナルも「サントリー天然水」など234品目の価格を約6~25%引き上げた。「コカ・コーラ」(500ミリリットル)の価格は200円の大台に乗り、一部のペットボトル飲料の200円台突入が話題になった。

「水筒を持ち歩くようにしている」(49歳/女性/会社員)

「スタバなどは月に一度まで」(38歳/女性/会社員)

「少しでも安く済ませるため、ちょっとした買い物でもコンビニではなくスーパーを利用するようになった」(42歳/男性)

「食べる量を減らす。よけいなものは買わなくなった」(49歳/女性/パート・アルバイト)

■「絶望を感じた値上がり」ランキング
1位 米
2位 電気・ガス代
3位 お菓子類
4位 飲料(お茶・ジュースなど)
5位 野菜
6位 ガソリン
6位 卵
8位 冷凍食品
9位 インスタント麺類
10位 食用油類

以下のリンクから「絶望を感じた値上がり」1~3位の理由とコメントをチェックできる。

1~3位はコチラ