横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第45回「その名は写楽」が、11月23日に放送される。16日放送の第44回「空飛ぶ源内」は、予想もつかないラストが話題になっている。

 同ドラマは、町民文化が花開いた江戸時代中期を舞台に、歌麿、北斎、写楽という、名だたる浮世絵師を世に送り出した“江戸のメディア王”で、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築いた“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く物語。

 第44回では、耕書堂で本を書かせてほしいと、駿府生まれの貞一(井上芳雄/46)と名乗る男が現れる。貞一は源内(安田顕/51)が作ったという相良凧を持っていて、蔦重(横浜)は源内が生きているのではと考え始める。一方、歌麿(染谷将太/33)は吉原で、本屋に向かって派手に遊んだ順に仕事を受けると豪語し、座敷で紙花をばらまかせていた。

 その後、蔦重のもとに戯作「一人遣傀儡石橋」が届けられる。それは源内が執筆した戯作の“続編”であり、蔦重はこれは源内しか書けないと考え、戯作に添えられていた手紙に書かれた場所に赴く。するとそこには、定信(井上祐貴/29)をはじめ、三浦(原田泰造/55)、平蔵(中村隼人/31)、高岳(冨永愛/43)が顔を揃えていて……という展開。

 のちの『東海道中膝栗毛』の作者・十辺舎一九となる貞一の登場から、源内生存説へ。死産で心身ともに衰弱していた、蔦重と妻・てい(橋本愛/29)が生気を取り戻し、話が動き出したかと思わせたら、ラストに過去に敵対していた同士が、打倒治済(生田斗真/40)のために手を組むという、アベンジャーズ状態で視聴者を驚がくさせた。