今年6月に“コンプライアンス上の問題行為”で芸能活動を休止した元TOKIOの国分太一(51)が11月26日、都内で会見を行なった。国分が公の場に姿を見せたのは、休止後初めて。
国分を巡っては6月20日、過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したと日本テレビが公表。レギュラー出演していた人気バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』からの降板が発表されたが、問題行為の詳細についてはプライバシー保護を理由に明かされていない。
同日、国分の無期限活動休止が決定し、6月25日にはTOKIOが同日付で解散すること、「株式会社TOKIO」の廃業も発表された。
その3か月後の9月29日、日本テレビは東京・汐留の同局で定例社長会見を行ない、同局が設置したガバナンス評価委員会による最終意見書を公開。《日本テレビが掲げる人権方針・コンプライアンス憲章に明確に抵触し、到底看過し得ない程度であり(中略)十分番組降板の理由となり得るもの》と説明した。
それから約1か月後の10月23日、国分は日本テレビからプライバシー権の侵害などを受けたとして、「人権救済申立書」を日本弁護士連合会(日弁連)に提出。同日に代理人の菰田優弁護士が都内で会見を開き、申立書について、国分は日本テレビから問題行為の具体的事実を告知されなかったため、対外的な説明ができず、他番組の降板やスポンサー企業の契約解除など重大な影響を受けたとした。
「11月26日の会見に国分さんは、黒いスーツと黒縁の眼鏡を身につけて臨みましたが、騒動前と比べて明らかに顔がげっそりしていて、泣き出す場面も。そして声は終始震えていたことに加えて、表舞台に出なくなりずっと声を張っていなかったこともあるのでしょう、かなり枯れている感じで、一瞬聞いただけでは国分さんと分からないくらいに声の感じが変わっていましたね」(ワイドショー関係者)
会見で国分は、騒動に関する謝罪の言葉を述べたうえで、「お世話になってきた日本テレビと対立する気持ちはない」とした一方、「どの行動がコンプライアンス違反か答え合わせできない」と訴え。
今後タレント活動を続けたいか問われると、
「今、正直本当に考えられない状態です。順番的には対外的な説明とお詫びをさせていただけていない他のテレビ局スポンサーの皆様を含めしっかりと説明責任をすることが必要だと思っています。そのためにも答え合わせをし、どこまで話をできるのかというライン決めを、日本テレビさんとやはり協議していきたいと思います。その先に何か考えられる要素が出てくるかもしれませんが、今現在は考えられていません」
と述べた。
なお、国分のハラスメントの内容は、今回の会見と同日に配信された『文春オンライン』に《2つの「わいせつ事案」》とも報じられ、会見でも記者から質問が出たが、代理人の菰田優弁護士は「コンプライアンス事案の内容に関わる問題で、日テレからも制限されているので今の段階では説明を控えさせていただきます。申し訳ありません」と語った。
国分は全面的に謝罪の意向を示しているし、事案が文春で報じられた通りであれば重大なハラスメント行為を犯したことになるが、憔悴しきった姿を見せたこと、日本テレビ側の処分の仕方に不信感を抱いている人も多いことなどから、国分に対する同情の声も少なくない。
《だいぶ痩せて声も細く憔悴してる様子。日テレさん答え合わせだけでもしてあげた方がいいんじゃないですかね》
《国分太一の会見マジでやつれてたし、声もガスガスで相当憔悴てる感じあったな。コンプラ違反って言われて番組クビになって会社もグループもなくなったのにそのコンプラ違反が一体何なのかわからないって相当精神に来るだろ》
《流石に日テレが国分にやった「録音を止めろ」!「コンプラ違反内容も一切言わない!」はちょっとダメでしょ…?余りにも一方的過ぎて対応間違えてるとしか思えないんだよなぁ》
《話を聞くかぎりではなんかやばい発言か行動をしちゃったみたいだけど、一方的に日テレに言われただけで本人もなんの行動や発言が原因だったか分かってないってこと??なんじゃそりゃ。日テレが教えてあげれば良いのに。自分でも分からないなら本人が1番もやもやするよね》
また、多くのことを明らかにできないながらも会見を開いたことには、
《国分太一氏は、会見をしましたね。内容はともかく、謝罪会見はした。のですから中居氏よりはマシですね》
《正直、会見前までは、国分は表に出せないような、中居よりもヤバい事をしたからどこもかしこもダンマリなんじゃないかと思ってたわ》
《国分太一はナニをしたんか、は結局謎やけど。おおやけの場に出てきて、自分の言葉で語っただけましかな。中居正広とは大違いてことで》
などと、同じく旧ジャニーズ出身で、同様に大トラブルが報じられた中居正広氏(53)と比較する声も。