■「ただ誰かに自分の気持ちを受け止めてほしい」という願い

「同性同士のマッチングを望むユーザーの心理的な背景には、“誰にもわかってもらえない寂しさ”や“共感されにくい孤独”があります。特に女性の場合、家事や育児、仕事を懸命にこなすなかで、“誰にも弱音を吐けない”、“家庭でも職場でも本音を話せない”という状況に置かれている方が少なくありません。そうしたどこにも居場所がない孤独感や、日頃の頑張りを誰かに認めてほしい気持ちを埋める場として、同性同士のつながりが既婚者の中で強く求められていると感じます。

 お寄せいただいた反響から私たちが感じるのは、同性マッチングを利用する方の多くが、“ただ誰かに自分の気持ちを受け止めてほしい”という思いを抱いているという点です。

 そして、カドルで得たつながりをきっかけに、抱えていた心のモヤモヤが整理され、前向きな行動や夫婦関係の改善につながっているのだと思います。同性マッチングは、誰かに支えられるだけの場ではなく、互いを理解し合い、支え合える関係を築くための場所だと考えています」(渡辺さん)

 最初はオンライン上でやりとりから始まるが、「今では家族ぐるみで交流している」という嬉しい声も届くという。たとえば、同じ保育園に通う子どもがいるママ同士が、趣味の話から意気投合し、週末に家族みんなで公園やランチに出かけるようになったという新たな広がりがあったり。また、パパ同士がキャンプ好きという共通点から仲良くなり、子連れでアウトドアを楽しむ恒例イベントが生まれたという話も報告されているという。

■累計会員数100万人突破! カドルが安心して利用できるワケ

 とはいえ、マッチングアプリは相手の顔が見えないもの……。どうしても不安を覚えてしまう人もいるだろう。だが、実はこのカドルは累計会員数100万人突破(2025年12月時点)、累計マッチング数1000万組を達成しており、これは“4秒に1組がマッチング”している計算になる。既婚者マッチングアプリ業界でNo.1(SimilarWeb社2025年上半期レポート調べ)サービスだ。

 当然のことながら、ユーザーは既婚者のみ。AIがあなたにオススメのお相手を提案してくれるので、それに「LIKE」をするだけ。自分で探す必要がないという使いやすさは大きい。そして登録の際には本人確認が必要であり、悪質なユーザーがいないかを24時間365日常にチェックしているなど、安心・安全に利用するための施策がとられている。

 まずは登録から始まる。登録の際にマッチングしたい相手の性別を選択する。この場合、マッチングしたい相手に設定した性別の相手以外には自身のプロフィールが公開されることはないので安心だ(男性課金プランのSecret Modeを使用した場合、自身がいいねした相手にのみプロフィールが表示される)。

 また、登録後、マッチングしたい相手の変更も容易に可能だ。「マイページ」→「おすすめ・探すの絞り込み条件」→「マッチングしたい人」からいつでも変更ができる。

■カドルが提供する“既婚者が安心できる居場所”のこれから

 ここまでカドルユーザーの共感の声や、その使いやすさを紹介してきたが、同性同士のマッチング機能には、先駆者ゆえの課題も出てきているという。渡辺さんが明かす。

 「同性同士のマッチングは多くの利用者の方に支持いただいている一方で、今後さらに改善をしていきたいポイントもございます。1つは、地域でのユーザー数の偏りです。都市部では既婚者同士の多様なつながりが生まれやすい一方、地方では趣味や生活スタイルが合う相手が見つかりにくいケースもあります」(渡辺さん、以下同)

 利用者が100万人を超えていても、エリアや時間帯によっては相手が見つかりにくいこともある。ここをどう埋めていくかは、今後の大きなテーマだ。

「同性同士ならではの話しやすさがある一方で、自身の悩みや抱えている不安を相談してもいいものか……と、最初の一歩を踏み出すことに不安を感じる方も一定数いらっしゃいます。そのためには、安心して気軽に話しかけられるような環境づくりや、利用の目的に合わせたより精密なマッチングなど、ユーザー間のコミュニケーションのハードルを下げる継続的な取り組みが必要であると考えています」

 国立社会保障・人口問題研究所(IPSS)が2023年12月に報告した「2022年 生活と支え合いに関する調査」では、家族や同居の有無だけでなく、友人・知人との交流頻度や相談相手の有無など「社会的ネットワーク」の実態も明らかにされており、相談相手が少ない・支えが得にくい世帯が一定数存在することが示されている。このような昨今の事情は「本音を話したい相手はいる」「つながりたい気持ちはある」という前提があって初めて浮かび上がるものなのだろう。

 そんなカドルが今後描いているビジョンについて聞いてみた。

「今後、カドルを、既婚者同士が共感し合える家庭や職場ではないプラットフォームとして、より価値のあるサービスへ育てていきたいと考えています。具体的には、ママ友やパパ友、一緒に趣味を楽しむ仲間探し、悩みを安心して共有できる相手との出会いなど、既婚者の多様なつながりのあり方を後押しできるサービスへと発展させていくことが目標です」

 プラットフォームが目指す“最終終着点”──。それはユーザーが主体となりコミュニティが作り出されることだという。

「カドルを通じて知り合ったユーザーが子育て・キャリア相談・推し活など、共通のテーマでゆるく集まれる小さなコミュニティが生まれていくような未来を描いています。『結婚したらカドル』というイメージを世の中に広く届けることで、これから結婚する方や初めて子どもを迎える方でも、安心して悩みや不安を気軽に相談できる場所として利用していただけるようにしたいと考えています」

 家族がいるのに孤独だ……そう感じてしまうことは、決してわがままではない。むしろ、それだけあなたが日々をがんばっている証拠だ。

 その気持ちを、寂しさを、苦悩を……同じ立場の誰かと分かち合える場所として、カドルという新しいプラットフォームがある。そしてカドルはこれからも既婚者の孤独や悩みと向き合い続けてくれるだろう。まずは無料登録でいい。始めることで、あなたの苦しみが少しでもほどけるかもしれない。