横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第47回「饅頭こわい」が、12月7日に放送される。11月30日放送の第46回「曽我祭の変」は、一橋治済を演じる生田斗真(40)が二役であることを匂わせる人物が登場する、衝撃のラストが話題になった。

 同ドラマは、町民文化が花開いた江戸時代中期を舞台に、歌麿、北斎、写楽という、名だたる浮世絵師を世に送り出した“江戸のメディア王”で、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築いた“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く物語。

 第46回では、てい(橋本愛/29)の「蔦重(横浜)と2人にしか生み出せない絵を見てみたい」という訴えに突き動かされ、歌麿(染谷将太/33)が再び耕書堂に戻ってくる。歌麿ら絵師と戯作者らによって役者絵が完成し、蔦重が絵師・東洲斎写楽の名で売り出すと、写楽が源内(安田顕/51)だという噂が江戸市中、城中に広まっていく。

 一方、定信(井上祐貴/29)は、大崎(映美くらら/46)を自分側に引き入れ、治済に写楽が源内かどうかを自身の目で確かめるよう仕向けさせる。役者たちが芝居町を練り歩く曽我祭が行われる中、定信は芝居小屋に治済をおびき出して始末する策を練っていたが、治済は逆に、定信らに毒まんじゅうを仕込んでいて……という展開。

 ラストで蔦重の前に現れたのは、治済と瓜二つだが雰囲気が全く違う男だった。最終盤に来て一気にミステリー展開になり、X上では《最後に出てきたのは越中守が用意した影武者だよね?本物を亡き者にした上ですり替える予定だったんだよね?同じ顔なのに全くいやらしさがない》《写楽プロジェクト、すごかったけど森下脚本ならさらに写楽=斎藤十郎兵衛説に触れてもおかしくない気がする》などと、考察が加熱。