若い世代を中心に、ここ数年の間に“退職代行サービス”の存在が広く世間に知られるようになった。辞職時の精神的な負担の軽減や、事務手続きが迅速に進むなどのメリットがあり、利用者も増加。「パーソル総合研究所」が12月2日に発表した調査結果によると、「正社員離職者のうち退職代行を利用した人は5.1%(約20人に1人)」だという。
やりがいのある仕事を長く続けることが理想だが、誰もが一度ぐらいは「仕事を辞めたい」と思ったことはあるのではないだろうか。そこで今回は30~50代の働き盛り男女100人に「仕事を辞めたいと思ったこと」について聞いてみた。(自社リサーチ)
第10位は、労働時間・休日日数。
厚生労働省は、「使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません」「少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません」と定めている。一方で、“サービス残業”“持ち帰り残業”や休日出勤などが常態化している職場も。
「ワークライフバランスについて考えてしまった」(58歳/男性/パート・アルバイト)
第9位は、家庭との両立。
育休制度の改正などで家庭と仕事の両立へのサポートも増えてきてはいるが、実際に両立しようとすると負担の多さに悩む人も多い。
「子どもとの時間をうまく作れなかった」(34歳/女性/会社員)
「保育園への送り迎えや急な呼び出しなど、実際に仕事との両立をするのは難しい」(45歳/男性/会社員)
「転勤があり、大変だった」(44歳/女性/会社員)
第7位は、労働意欲の消失、自己都合。
最近、“静かな退職”という言葉が広く知られるようになったが、職場にいても労働意欲が低下、消失し、最低限のタスクのみ消化し、熱意をもって働くことができなくなってしまう人の存在が話題になった。そこには、ストレスや疲労、人間関係の限界、燃え尽き症候群など、さまざまな理由はがあるようだ。
「上司との関係もあったが、それ以上に現在及び以降の業務内容を考え、自分の立ち位置が見通せなかった」(52歳/男性/会社員)
「いろいろなことがしんどくなり、体も疲れやすくなった」(32歳/女性/会社員)
家族や家庭環境の変化、自分自身の都合などで、仕事を続けるのが難しい状況になることも。会社のサポートなどが万全ならばいいが、心理的に居づらいと感じてしまう人もいるだろう。
「より良い条件の職場を見つけたとき」(50歳/女性/パート・アルバイト)
「自分のやりたいことが見つけたとき、たとえば学校に通いたいなど。その場合は、理由を話して自己退職する」(38歳/男性/会社員)