■映画は好調も――ドラマは松村北斗にとって“リベンジ”か

 映画は2本とも評価が高く、『ファーストキス 1ST KISS』の興行収入は28億円、『秒速5センチメートル』が興収20億円を突破している。

 その一方で、日テレ系の連続ドラマ『アンサンブル』は、主に脚本の評判が良くなく、《松村北斗さんいいなって思ってたから頑張って見てたけど離脱決定》《北斗目当てだったけどキツい》など、松村ファンでも視聴を止めてしまう人が出るなど、少々残念な結果に終わってしまった作品でもある。同作は「土ドラ10」枠最後のドラマだったが、“有終の美”を飾ることができた、とは言えなさそうだ。

「“残念だった”という声が少なくなかった『アンサンブル』が放送された日本テレビの新作ドラマで、松村さんは“リベンジ”を果たすことになりそう、ということですよね。

 また、来年7月期ということは、例年8月末に放送される日テレ夏の恒例番組『24時間テレビ』と時期が被ることになりますが、松村さんの所属するSixTONESは、来年の『24時間テレビ』でも、メイン級の扱いになるのではと見られていますね」(前出の芸能プロ関係者)

 来年の『24時間テレビ』の総合演出は、『GOスト』のディレクターが担当すると見られている。

「『24時間テレビ』は、その年の担当の総合演出がやっている番組の出演者や番組企画が起用される傾向にあります。そのため、来年はSixTONESが『24時間テレビ』のメインポジションを担う可能性が高いと。

 松村さんのドラマ主演が決まれば、日テレは来年の夏ドラマと『24時間テレビ』を“SixTONESに託す”ことになりそうですね」(前同)

 松村は、2024年の出演作では主演映画『夜明けのすべて』が『キネマ旬報ベスト・テン 主演男優賞』を受賞したり、松本若菜(41)主演の連続ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系/24年7月期)が、『ザテレビジョンドラマアカデミー賞』ほか複数の助演男優賞を獲得している。

 評判は決して良くなかった連続ドラマ『アンサンブル』でも、松村の演技は高く評価されていただけに、来夏、主演候補に浮上しているというラブストーリードラマにも期待したいところだ。26年春には、主人公と共に活躍する東大法学部首席卒業の居候弁護士役で出演するNetflixドラマ『九条の大罪』も配信される。SixTONESの活動とあわせて、松村は多忙な1年を送ることになりそうだ――。