子供から大人までワクワクさせる、遊び心であふれる回転寿司チェーンの『くら寿司』だが、実は全国に数店舗しかない“プレミアムな業態”が存在することをご存じだろうか。

「2025年5月29日に“ワンランク上のくら寿司”こと『無添蔵(むてんくら)』が関東に初上陸しました。庶民的なスタイルが人気だった『くら寿司』が、高級志向な店舗を展開するとあって、SNSでも“プレミアムくら寿司ってなんだ?”と大きな話題になりました」(生活情報誌記者)

 いったい、通常の『くら寿司』とどのように違うのか、“プレミアム”と謳う理由とはなにか、気になってしかたがない本サイト記者は、さっそく店舗へ足を運んだ。

 中目黒駅から徒歩1分、人気飲食店が軒を連ねるエリアに店を構える『無添蔵 中目黒店』。店内へ足を踏み入れると、上品で落ち着いた照明と、お洒落なBGMが流れており、高級寿司店さながらの空気感に驚かされた。

 カウンター席の上には“ビッくらポン!”ではなく、大きな松の盆栽が置かれている。テーブル席にはロールカーテンが設けられており、半個室として利用できる仕様だ。

 ファミリー層にも人気な通常の『くら寿司』とは一転、店内にはデート中のカップルや、スーツを着たビジネスパーソンが、リラックスした様子で食事を楽しんでいた。 

 一方、レーンの上に流れる寿司カバーやタッチパネル注文形式は変わらず、『くら寿司』のホスピタリティは残っている。