■「今は東京だ、地方だっていうのは関係ない」のはジャニーズも一緒
現在の手越は福岡ローカルで毎週水曜日に放送しているバラエティ番組『ミライアングル』(RKB毎日放送)でナビゲーターをしているほか、同局で今年3月に放送した単発特番『手越祐也・家来耕三の九州三国志』は、鹿児島県の南日本放送や、大分県の大分放送でも後日放送されている。
加えて、3月28日には東北に進出。福島県のローカルワイドニュース番組『テレポートプラス』にゲスト出演し、福島市のお花見スポット「花見山」を紹介するロケや、スタジオでのトークも行なっている。
こうした“地方戦略”について手越は、
「昔は東京が一番メインだったし、地方局はそれほど行く機会がなかったですけど、いまはもうテレビだってモバイルでどこでも見られる時代ですから」
「福岡に呼んでもらって番組を作れるのはありがたいことですし、今は東京だ、地方だっていうのは関係ないと思いますね」
と、3月27日、自身のYouTubeチャンネルにてコメントしている。
“キー局の出演が厳しいからジャニーズへの忖度も弱い地方を狙う”――。一見すると賢明な戦略に見えるが、「これも簡単な話ではないんですよ」と話すのは芸能プロ関係者だ。
「2020年代のころから、ジャニーズタレントのローカル番組進出が活発になっているんです。関西ジャニーズJr.の本拠地である大阪ローカル局だけでなく、各都道府県にジャニーズが進出しているんです」
たとえばA.B.C-Zは初のゴールデンタイムでの冠番組が、2021年からテレビ熊本でスタートした『あっぱれ!A.B.C-Z』なうえ、単発特番『A.B.C-Zの雨ニモマケーZ』は岩手めんこいテレビ、『〜行って調べた九州人気「道の駅」選抜〜がっつり寄らせていただきます』が大分県の大分朝日放送で放送している。