■年明けには刑事ドラマで主演する

 そして年明けには、竹内が主演し、井上真央(38)がヒロインを務める1月期のテレビ朝日系火曜ドラマ『再会~Silent Truth~』の放送が始まる。

『再会』は、人気作家・横関大氏が上梓した第56回江戸川乱歩賞受賞作が原作。竹内が演じるのは、刑事の飛奈淳一。

 物語は、ある事件で使用された拳銃を、淳一ら4人の同級生が小学校の桜の木の下に埋めたことから始まる。それから23年後、当時のメンバーで淳一の初恋の人だった岩本万季子(井上)が殺人事件の容疑者になり、犯行に使われた拳銃は、あの日埋めたはずの拳銃で――という、ヒューマンラブミステリーである。

『10DANCE』と『再会』には、『じゃあつく』効果もあり、

《竹内涼真マジ嫌いだったけどやられたわw確実に勝男ロスになるわ!肌着男見れなくなるの悲しいー 後輩くん達恋しいーほんと勝男はいい男だ!10DANCE絶対観るわよww》
《勝男ロスだけど来週にはネトフリの10ダンスで沸いてると思うくらいに、竹内涼真が大好きになったドラマだった》
《勝男が終わったと思ったら来週も来月も竹内涼真供給祭りでやばいし全部役柄全然違そうでめちゃくちゃ楽しみ》
《竹内涼真さんは局や時間は違えど連続で火曜日ドラマの主演なのか》

 といった期待する声が多く寄せられている。

「『じゃあつく』は、竹内さんの俳優キャリアにおいても分岐点となる作品になるのではと言われていますね。というのも、竹内さんはオファーを受けた時から、かなり戦略を持って『じゃあつく』と、演じる勝男に向き合ったそうです。どうしたら視聴者に楽しんでもらえるかを追求し、結果、ドラマは大ヒット。そうしたプロデュース能力は、今後も制作サイドからも高く評価されるでしょうね。

 たとえば、勝男は白の肌着1枚で料理を作る姿が定番となっていて、その姿のまま外出する場面もあるなどファッションセンスは非常に微妙。視聴者の間でも“最後までファッションセンスだけは変わらなかった”などと話題になりましたが、これは竹内さんのプランニングによるものです」(前出の制作会社関係者)

 勝男の衣装は、竹内が現場で衣装合わせをしていた際、自前の白Tシャツを「これで料理するってどう思いますか?」と提案したことで生まれたという。

 竹内はインタビューで、料理シーンを“自分と向き合う時間”と表現。誰からも覗かれない、パーソナルな空間だから、ダサくても良いのだと語っている。

 また、第5話(11月4日)では、勝男が兄に“とり天”を届けるため、肌着姿のまま、空港に急ぐシーンがあった。これも勝男の心境を考えると、ネクタイやコートなど着ないだろうとなり生まれたシーンだったという。

「『じゃあつく』は大ヒット作品となり、竹内さんは俳優としてさらに1つ階段を上ったのではないでしょうか。自分で考え、キャラを作り込んだ作品が大成功したわけで、そういうことができる俳優の評価は高くなりますよね。今後、主演オファーが止まらないのではないでしょうか」(前同)

 竹内にとって『六本木クラス』(テレビ朝日系/22年7月期)以来、3年ぶりの地上波連続ドラマの主演作だった『じゃあつく』は、竹内の俳優キャリアの中でも輝く作品になったようだ。