■新1年生のランドセルの平均購入価格は6万円超

 新小学1年生のランドセル選びのことを“ラン活”といい、小学校入学約1年前の4~6月にランドセル商戦の7割が終わるとも報じられている。

「この時期、人気の専門店は予約も取れないほど。予約の時間に行っても店は人で溢れていて、選ぶ時間もあまりない感じ。店員さんに促されるまま購入するという人もいるようです。それほど盛り上がっている市場とも言えるのでしょうが……高価格でも売れるんですよね」(前出の女性誌編集者)

 ランドセル工業会の調査によると、2025年度の新1年生のランドセルの平均購入価格は6万746円で、今年初めて6万円を超えたという。

「これほど高くても売れるのは、子どもの祖父母がお金を出してくれるからというのも大きいと言われていますね。少子化で子ども自体が少ないですし、大切な孫のためならどんどんお金を出す、出したいという思いなのかと。専門店にもおじいちゃん、おばあちゃんがけっこう来ていますね。

 ただ、子どもたちにとってみればランドセルは重いものですし、高級かどうかはあまり関係ない。使用するのも6年間だけですからね。4年生くらいで“普通のバッグで行きたい”と言い出す子もいますよね。そうした背景があるだけに、ここ最近は中古市場も活況のようで、若い親世代もリユースに偏見はなく、高級ランドセルが人気になる一方、中古のランドセルへのニーズ、扱うショップも増えつつあるといいますね」(前同)

 枝豆の投稿によって多くの意見が寄せられた“ランドセル高すぎ”実態。今後、ランドセル商戦に変化は出てくるだろうか。