■用途はツッコミに限らない?ベネッセ責任者「“どんな場面でも言う”といった回答も」
この「開示だな」についてベネッセコーポレーションに問い合わせると、小学講座責任者の水上宙士氏が直々に回答してくれた。
元ネタについては水上氏も、《詳細な時期は不明ですが、HIKAKINさんの配信中の発言が元になっているという認識です》とヒカキンである認識を示している。
用途については、《相手の発言や行動が度を越しているときに、“開示請求(=身元を特定)しますよ”という冗談交じりのツッコミとして用いられているようです》としながら、具体例として《どんな時に使う? とアンケートで聞いたところ“イヤなことを言われたとき”のほか“誰かがダメなことをやらかしたとき”という回答がありました》と解説。
しかし一方で、《他にも“いつでも使う”“どんな場面でも言う”といった回答もあり、意味はないけどゴロの良さから使っているという児童もいました》とも明かしており、半ば子どもたちの口癖のようにもなっているようだ。
また、この結果についての所見を聞いてみた。
《“開示だな”が流行るきっかけを作ったHIKAKINさんは、「進研ゼミ 小学講座」で実施したアンケート「推しの人」ランキングでも上位に入っており、その多才ぶりが多くの小学生に影響を与えています。“開示だな”をはじめ、今年ランクインした流行語の多くが「ネット」や「SNS」発祥という結果は、小学生の多くが普段からネット・SNSに慣れ親しんでいることがわかります。「進研ゼミ 小学講座」ではネットリテラシーを教材の中で啓蒙しながら、小学生とネット・SNSの付き合い方についてもサポートしていきます》
リスナーの子どもたちを指す「ヒカキンキッズ」という言葉が使われて久しいヒカキンだが、現在も子どもたちへ大きな影響力を誇っているようだ。