■豊昇龍はめげずにいい相撲を続けて

 本音を言えば、横綱の地位で早く優勝したいことだろう。でも、このまま、めげずに、いい相撲を取り続けてほしい。いずれ結果はついてくるはずだ。

 そして、来年1月の初場所のチケットも、すでに売り切れてしまって、手に入らないという。若貴時代の「相撲ブーム」再来を担っているのは、豊昇龍なんじゃないかな? そういう意味では、今の相撲人気の「功労者」と言えると思う。

 さて、この連載でも、あれこれ話題にしてきた、栃木県鹿沼市にオープン予定のオレのそば屋『力貴庵』が、ようやく始動することになった。

 まずは、「プレオープン」と称して、12月21日、22日、23日に知り合いの人に来てもらうことにした。最初は、“関係者だけにしようかな?”と思っていたんだけど、地元・鹿沼の人や一般の人にも、気軽に来てもらいたいと思っている。

 最初は苦心していたそば打ちも、だいぶ慣れてきた。地元産「健康になるそば」を、ぜひ味わいに来てほしい。

貴闘力忠茂(たかとうりき・ただしげ)
1967年9月28日、兵庫県生まれ。二子山部屋(入門時は藤島部屋)入門後、83年に初土俵。最高位は東関脇。2000年に幕尻(前頭14枚目)で初優勝する。02年に引退し、大鵬部屋の部屋付き親方となるが10年に野球賭博関与のため日本相撲協会を解雇される。現在は焼肉店『ドラゴ』を経営。