横綱、親方として、相撲を通じて日本文化や神事に長らく関わってきた貴乃花。自身が体験したことや、本を読んで学んだこと、そして、心に残った“ニッポンの魅力”を、歴史の話も交えながら伝えていく。
前回は、竹内文書という謎多き書物を紹介しました。五色人という5つの人類の祖、天空浮船という、まるで飛行船のような技術を持った高度な文明が日本にあったことなど、驚きの歴史がつづられた古文書だと、お話ししましたね。
今回はそんな竹内文書との共通点も多い『オアスペ』をひもときましょう。日本から遠く離れたアメリカの地に住む、歯科医のジョン・ニューブローさんという人が出版された書物です。
彼が毎朝15分間、瞑想状態でタイプライターを打ち続けて完成させたといわれています。何者かに憑依されたかのように、身体が勝手に動いて文字を記述。約1年をかけ、数百万文字の文章を書き上げたそうです。
オアスペとは、「オ」が空、「ア」が大地、「スぺ」が霊を意味します。宇宙と地球の創成や人類の霊的な進化について記され、中には預言めいた記述もあります。大まかな内容は、こうです。