■日本人は別の民族と手を取り合うこと!
また、オアスペによると、日本には崇高な民族意識があり、「高潔、勤勉であれ」と神様から言われているといいます。「崇高な神の儀式と儀礼を守り続けなさい」など、日本人への使命が具体的に記されているんです。
そうした日本の神事というと、やはり大相撲ですよね。私が土俵で学んだことも、「霊的な感覚を持って土俵に上がらないと、真の王者にはなれない」ということ。目に見えない世界の力を借りる。それこそ天国と地球との扉が開かれるような気持ちでやっていかないと極められない世界です。
いつの時代も、霊的に求められるべき日本の姿を体現したのが、力士なのだと思います。ですから、一般社会の常識よりも、もっと崇高でないといけないと思うんですよね。そういうことを弟子には噛み砕いて伝えてきたつもりですが、霊的なものって言葉にしにくいので、“この人、頭おかしいのか⁉”って思われちゃうんですよね(笑)。
ちなみに、オアスペには、「パン大陸の精神を継いだ日本人が別の民族と手を取り合うことが大切」とも書かれていますが、私はアメリカではないと思うんですよね。トランプ大統領は違うなと(笑)。
皆様も一緒に考えてみてください。
貴乃花光司(たかのはな・こうじ)
1972年8月12日、東京都生まれ。88年、藤島部屋に入門。92年の初場所で、史上最年少の19歳5か月で幕内初優勝。兄・若乃花と「若貴フィーバー」を巻き起こす。94年11月に第65代横綱に昇進。幕内優勝22回。生涯戦歴は794勝で、「平成の大横綱」と呼ばれた。2018年に日本相撲協会を退職し、現在はテレビ、講演会等、幅広く活躍中。