フジテレビの人気バラエティ番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』の収録中、SUPER EIGHTの横山裕(44)が全治2か月のケガを負ったことが12月12日、番組の公式サイトで発表され、波紋を呼んでいる。

 公式サイトによると、横山のケガは11日の午後のロケ中に起きたことだといい、「右肋骨骨折、腰椎捻挫」で全治2か月のケガ。番組は、横山と関係者へのお詫びをした上で、《今回の件は、横山さんが回転台の上に乗るゲームの収録中に起きたものです》と報告し、《横山さんの一日も早いご回復をお祈りするとともに、今後は番組制作上の安全管理をより一層徹底してまいります》とした。

「番組出演者であるSnow Man向井康二さん(31)の公式ブログの内容から、“回転台の上に乗るゲーム”というのは、『ドッキリGP』内の人気コーナー『記憶忍者隊 マッサマン』の罰ゲーム“マッサマンスピン”だと見られていますね。向井さんはブログ内で、スタッフは安全面に気をつけていたことに触れつつ、横山さんの回復を一番に願っている、と綴っていましたね」(女性誌編集者)

“マッサマンスピン”とは、椅子に固定されたまま床が高速回転する罰ゲームのこと。かつて『記憶忍者隊 マッサマン』の罰ゲームは、クレーンを利用して人を地上から打ち上げる“逆バンジー”だったが、4月19日放送回から現在の“マッサマンスピン”に変更された。

 そんな『ドッキリGP』では、これまでもコンプラギリギリの企画が数多く行なわれてきた。出演者が負傷したのも、今回が初めてではない。

 2024年11月には、お笑いコンビ・タイムマシーン3号の山本浩司(46)が、目の前に置かれたクマの着ぐるみが緑色の液体を浴びせてくるドッキリのターゲットになった際、液体を避けようとした際に滑って転倒し、「左第七肋骨」を骨折。

 山本の負傷を受けて、番組は再発防止を徹底すると謝罪文を出していたが、そこから約1年でまた横山が骨折してしまったことから、より厳しい目を向けられている感じも。

「今回の一件もあり、もう『ドッキリGP』では、回転台や落とし穴など、危険をともなうドッキリや罰ゲームはやれなくなるのではないかという報道も出ていますね。

“落とし穴”では、松本伊代さん(60)が22年11月にTBSのバラエティ番組『オオカミ少年』の収録中に腰椎を圧迫骨折した事故もあった。それもあって近年では、視聴者の間でも番組問わず、危険性のある企画への風当たりが強くなっているところもありますよね」(ワイドショー関係者)

 横山の骨折報道を受けて、『ドッキリGP』には、

《回転台より逆バンジーのほうが安全だったのか ドッキリGPはなくならないで欲しい》
《横山も大怪我だから良かったわけではないんだけど、逆バンジーでこんな事故起こってたら怖いのでまだ回転台だったのが不幸中の幸いだった》
《回転台って…。マッサマンじゃんあれも前の逆バンジーも、危ないなぁ、よく事務所もやらせるよなぁとは思っていた。マッサマン…しばらく中止かな》

 といった憂慮する声が寄せられている。