■350万人が利用中のガラケーも2026年4月にサービス終了

 さらに、ガラケー時代を支えた「FOMA」や「iモード」のサービス終了も迫っています。「FOMA」は、NTTドコモが提供していた第3世代移動通信方式(3G)のこと。「iモード」は、携帯電話からインターネットやメールを利用できるサービスです。

 若い世代にはまったく影響がないでしょうが、「ガラケー愛」からいまだに使用している人も350万人ほどいるとされ、中高年世代は要注意。2026年4月1日からは119番通報や110番通報など緊急の電話もできなくなってしまいます。ガラケーでも契約の仕方によっては使えるものもあるようですが、今のうちに確認しておいたほうが安心です。

 こうした“期限切れラッシュ”に、ネットでも「気づいたら保険証が変わってた…」「記念Suicaの終了はショック。保存用にもう1枚ほしかった」「ガラケーをまだ愛用してるけど、さすがに区切りかなと思う」といった声が聞かれます。

「暮らしの制度やサービスは、変わるときほど生活者の負担が大きくなります。特に健康保険証の廃止は生活に直結する変化で、仕組みが複雑そうな印象から、手続きを面倒がって先延ばししていた人はできるだけ早く対応したほうが良さそうです」(生活情報サイト編集者)

 年末年始に、身の回りを一度見返してみるのもいいかもしれません。

トレンド現象ウォッチャー・戸田蒼
大手出版社でエンタメ誌やWEBメディアの編集長を経てフリー。雑誌&WEBライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。