■急成長を見せた目黒蓮
続いて、妻夫木聡(44)主演の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)に出演したSnow Man・目黒蓮(28)だ。同作は、早見和真氏の同名小説(新潮社)が原作で、ロイヤルヒューマンの競馬事業部専任秘書・栗須栄治(妻夫木)を主人公に、競馬に関わる人間たちの20年間を描く物語。目黒が演じたのは、社長・山王耕造(佐藤浩市/64)の隠し子・中条耕一。
耕造を思わせる立ち居振る舞いや、普段ははっきりものを言わないのに、好きなものはかかり気味に話すオタク気質など、耕一というキャラを見事に体現。それは、口数が少ない『海のはじまり』の夏と、イケイケな『トリリオンゲーム』(ともにTBS系)のハルとのハイブリッドのような雰囲気で、これまでの積み重ねが花開いた感じだ。
作品内では地味めな役どころだったが、これだけの存在感を発揮したのはさすが。佐藤浩市や妻夫木など、ベテランから学んだことも多かったはず。固定ファンの多い日曜劇場の出演で、ただでさえ多いファンはさらに増えただろう。次に日曜劇場にキャスティングされたときは、もちろん主演が期待される。