高石あかり(22)主演のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第13週「サンポ、シマショウカ。」が、12月22日から放送される。15日から放送された第12週「カイダン、ネガイマス。」は、距離を縮めたトキとヘブンの描写が絶賛された。
同ドラマは、松江の没落士族の娘・小泉セツと、日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語。松野トキ(高石)と外国人の夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ/34)という、怪談を愛してやまない夫婦が何気ない日々を歩んでいく姿を描く。
第12週では、ヘブンが一週間続けて金縛りにあったため、トキはお祓いを受けることを提案。ヘブンの教え子・正木(日高由起刀/22)に紹介され、大雄寺の住職(伊武雅刀/76)にお祓いをしてもらう。ヘブンが「オハライ、オモシロイ」と喜び、素晴らしいお寺だとホメると、住職は寺に伝わる怪談「水あめを買う女」を墓場で語った。
もっと怪談が聞きたいと興奮するヘブンに、トキは怪談を知っていると明かす。ヘブンはトキを部屋に入れ、「カイダン、ネガイマス」と頼んだ。トキが怪談の本を読み上げようとすると、ヘブンはトキ自身の言葉で語ってほしいと伝える。毎晩遅くまでトキがヘブンに怪談を語るようになったころ、元夫・銀二郎(寛一郎/29)から手紙が届き……という展開。
怪談を通して一気に距離を縮めたトキとヘブン。ヘブンがトキを自室に招き入れるときの、暗い部屋から明るい部屋へ、トキが敷居をまたぐ二分割の構図。怪談を語った翌朝、いつも来ている家なのに初めまして状態になって、関係のアップデートを感じさせるなど、2人の距離感の変化がクローズアップされる演出だった。