松本潤(41)が主演を務めた2025年夏放送の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)は、松本が「受け」の演技で新境地を見せたが、全話平均視聴率が10.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)、配信サービス・TVerのお気に入り登録数の最高値が95.2万と、同枠にしては低調な数字に終わってしまった。
同ドラマは、富士屋カツヒト氏の漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(コアミックス)が原作。総合診療医・徳重晃(松本)が病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出す、19番目の新領域・総合診療科を描くヒューマン医療エンターテインメント。
松本演じる主人公の徳重は、ゴッドハンドでも超天才医師でもない。また、物語はサスペンス要素はないし、医療もの定番の院内のドロドロした権力争いもない。徳重が“問診”重視の穏やかなタイプということもあり、日曜劇場にしては地味な印象だった。
しかし、松本の演技は静かながらも好評。X上では、《ご本人が年齢重ねたからか柔らかく丸くなった。人としての深みを感じるお芝居が患者に寄り添い、その声を聞く総合診療医にぴったり》などと、称賛の声が多く寄せられていた。