■大物アーティストがサプライズ出演なら“SP大トリ”の可能性も

 今年デビュー10周年を迎えた人気バンド・Mrs.GREEN APPLEがトリに起用されるのではないかという報道も出ている。ミセスは23年に『ケセラセラ』、24年に『ライラック』で「日本レコード大賞」を受賞。今年は『ダーリン』が「レコード大賞」大賞候補となる優秀作品賞に選出されるなど、目覚ましい活躍を続けている。

 前出のスポーツ紙記者は言う。

「ミセスが今回の『紅白』で歌うのは『GOOD DAY』です。同曲はキリンビールの新ブランド『キリングッドエール』のテーマソングで、明るくて楽しい感じの楽曲ですね。MVでも、多くの人が登場して一緒に歌う曲なので、トリを飾る可能性もゼロではないと思われますが……『紅白』のトリ・大トリは、歌い上げる系の楽曲が多いかと。“『ダーリン』だったらミセスがトリを飾った可能性もあった”という意見が言われていますね。

 また、ミセスは今年もレコ大を獲る可能性があり、『紅白』サイドは、前日に大フューチャーされる可能性のあるミセスのトリは避けるのではという話も言われていますね。

 そんななか、矢沢永吉さん(76)のサプライズ出場が実現すれば、矢沢さんが大トリを飾る可能性は出てくるでしょうね」

 NHKは、今年ソロデビュー50周年を迎えた矢沢と『紅白』の出演交渉を続けていたと報じられている。

 NHKでは8月に『The Covers 矢沢永吉ディープ・ナイト!』を2週連続で放送。9月には矢沢と元プロ野球選手・イチロー氏(52)の対談が実現した『NHK MUSIC SPECIAL. 矢沢永吉 ヤザワ×イチロー〜俺たちの失敗〜』を放送した。

「矢沢さんは、NHKとしては何とかして引っ張り出したい大物アーティストですよね。矢沢さんも広島出身ですし、戦後80年というテーマにもフィットしますよね。

 2018年の『紅白』にサザンオールスターズが出場した際は、トリ・大トリの後に彼らが登場し、松任谷由実さん(71)や北島三郎さん(89)らも巻き込んで出場者総出で『希望の轍』と『勝手にシンドバッド』を歌う演出で大盛り上がりでした。

 そうした“スペシャルな大トリ”ができるのは矢沢さんしかいないですよね。ただ、矢沢さんが出ないとなったら、6年連続で福山さんとMISIAさんが大トリ・トリを務めることになるのでは――と言われていますね」(前同)

 6年連続で福山とMISIAが大トリ・トリを務めるのか、それとも矢沢がサプライズ出場し、スペシャルな大トリを務める展開はあるのだろうか――。