■最下位コンビの話題も記事に……方々で話題が『M-1』沸騰するワケ

 王者に輝いたたくろうは1stラウンドの「リングアナ」ネタで「KSD 京都産業大学」の名前を出したが、たくろうの優勝を受けて同校の広報部は公式Xで《たくろうさん、おめでとうございます!! KSUよりもKSDのほうが一般的になってしまったのではないでしょうか…笑》と祝福した。

 さらに最終決戦で披露した「ビバリーヒルズ」ネタで触れた外食チェーン「やよい軒」も《やよい軒をネタに出していただき、ありがとうございます。M-1優勝してもやよい軒におかわりしに来てくださいね。ご来店お待ちしております》と公式Xにポストしていた。

「準優勝となったドンデコルテも、まだ彼らを知らない視聴者が多かったなかで大活躍を見せ“めちゃくちゃおもしろい”“教祖さまとして崇めるしかない”と大評判ですし、1stステージを1位通過した優勝候補だったエバースも“1本目のネタだったら優勝だった”という意見が飛び交っていますよね。さらに、めぞんは最下位になりましたが、これにも疑問を呈する声、不満の声が殺到して、記事にまでなっています。

 それだけ『M-1』は大注目されているコンテンツだということですよね。それを証明したのが、テレビ離れが進む昨今では考えられない超高視聴率だと。多数の人が見ていたからこそさまざまなトピックが話題になり、大反響を呼ぶことに。優勝したたくろうはもちろんですが、昨年のバッテリィズのように爪痕を残せたコンビは、『M-1』を機に一気にスターへの道を歩むことになりますよね」(前出の民放キー局関係者)

 リアルタイムで見てこそ面白い“No.1お笑い賞レース”『M-1』は、テレビ離れが進む時代にあって「最強のコンテンツ」になったと言えそうだ。