3月1日に逝去したタレント・みのもんたさん(享年80)が、2026年1月1日放送のフジテレビのクイズ番組『クイズミリオネア』(17時~)にAI姿で登場すると、24日に同局が発表して物議を呼んでいる。
『ミリオネア』は2000年から07年までレギュラー放送され、その後、13年まで不定期特番で放送された人気クイズ番組。MC・みのさんの「ファイナルアンサー?」の決めゼリフも視聴者を喜ばせ、賞金1000万円を懸けた挑戦者がみのさんと対峙し、1問ずつ正解を積み上げていくシステムで大人気を博した。
26年の元日に13年ぶりの復活となる『ミリオネア』では、CG・AIチームが尽力し、みのさんをAIの姿で登場させるという。
番組の総合演出は《正直、みのさんにAIの姿でご出演いただくことはかなり悩みました。さまざまなご意見もあると思います。でも、みのさんが作り上げてきた伝説の番組を我々は越えなければならない。それをみのさんにも見届けてほしい。決断に踏み切ったのは、そんな思いからでした》と経緯を説明している。
2代目のMCを務めるのは嵐・二宮和也(42)。総合演出は《このたび、夢の2ショットが実現します。放送ギリギリまでCG・AIチームが最高の映像を作り上げてくれています。間違いなく楽しんでいただけると思いますし、“みのVSにの”の瞬間にも注目いただけるとうれしいです》とコメントしている。
「これを受けて、SNSには楽しみだという声もありますが……否定的な意見が圧倒的ですね。みのさんは今年3月に亡くなったばかり。まだ1年も経っていないなかでAIで復活させるのはどうなのか、故人の尊厳にかかわるのではないかなど疑問を呈する声が上がっています」(女性誌編集者)
みのさんがAIで復活することには、
《AIみのもんた、誰が望んでいるのか》
《AIみのもんたって倫理的に許されるものなのか》
などの声がXに寄せられている。