2025年秋ドラマ、間宮祥太朗(32)と新木優子(31)がダブル主演した『良いこと悪いこと』(日本テレビ系)は、視聴者の間で考察が盛り上がり、配信サービス・TVerのお気に入り登録数では、豪華キャストで話題の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』を上回る快進撃を見せた。
同作は、小学校の同窓会で掘り起こしたタイムカプセルから、“キングこと”高木将(間宮)を含む6人の顔が塗りつぶされた卒業アルバムが出てきたことをきっかけに、同級生の不審死が始まるノンストップ考察ミステリー。事件を止めるため、高木と“どの子”こと猿橋園子(新木)が手を組み立ち上がる。
TVerのお気に入り登録数は132万超えで、社会現象的ヒットとなった『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)に次いで秋ドラマの2位。平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は特番の放送で休止したり、放送時間が遅れた影響から、5.8%と平凡な数字に終わってしまったが、考察が終盤で加熱して、最終回は番組最高の7.1%に跳ね上がった。
日本テレビ得意の考察ドラマ。『あなたの番です』や『真犯人フラグ』のような、伏線を複雑に張り巡らしてほとんどの登場人物が怪しいと思わせ、考察を煽る手法が取られたが、本作ではさらに巧妙になっていた。
最終的に犯人は、高木たち仲良しグループがイジめていた、“ドの子”こと瀬戸紫苑(大後寿々花/32)の恋人で刑事の宇都見啓(木村昴/35)、紫苑が不登校となった後に編入した「タクト学園」で仲良くなった、今國一成(戸塚純貴/33)と東雲晴香(深川麻衣/34)の共犯ということが判明した。