■松本人志『ガキ使』で地上波復帰期待も日テレに吹く逆風
12月17日、24日には『水曜日のダウンタウン』で、ダイアン・津田篤宏(49)が事件解決を目指す人気企画「名探偵津田」が放送され、Xでは《名探偵津田》や《水曜日のダウンタウン》などの関連ワードがXのトレンド入りするほど話題を席巻した。
「『水ダウ』はダウンタウンの番組ではありますが、『名探偵津田』など斬新な企画、VTRがウリの番組。ですので、ここで松本さんが復帰するのは少し違うのではという声もありますね。
一方、『ガキ使』は1989年から37年にわたって続くダウンタウンの長寿冠番組です。松本さんと浜田さんが中心で、緩めの企画も放送されますし、放送枠も日曜深夜帯ですからね。
CMスポンサー企業の目も、プライム帯の『水ダウ』よりは厳しくはないでしょうし、そして日テレは『ダウンタウンプラス』に『ガキ使』の過去コンテンツを提供していますから、ダウンタウンサイドとは良好な関係にあるのは間違いないでしょう」(前出のスポーツ紙記者)
9月24日配信の『現代ビジネス』では、『ダウンダウンチャンネル(仮)』(正式名称は後に『ダウンダウンプラス』に)と日本テレビが組み、『絶対に笑ってはいけないシリーズ』の復活計画があると報道。先に『ダウンダウンチャンネル(仮)』で2時間程度の『笑ってはいけない』ベスト版を配信し、年末に8時間以上の長尺バージョンとして地上波放送をする計画だ、と同メディアは報じていた。
「今年の大晦日の『笑ってはいけない』の放送は実現しませんでしたが、水面下の動きはあったと見られていますね。
関係性、放送枠、番組の内容、そしてやはりその歴史を考えると、『ガキ使』こそが松本さんの地上波復帰の場所、ダウンタウン揃い踏みが叶う場所と考えられます。26年内のどこかのタイミングで『ガキ使』に松本さんが出演するのではないかと予想されるのですが……ただ、今、その『ガキ使』を制作・放送する日テレには大逆風が吹いていますからね……」(前同)
日本テレビは6月20日、元TOKIOの国分太一(51)に過去にコンプライアンス違反があったとして『ザ!鉄腕!DASH!!』からの降板を発表。
騒動から約5か月後の11月26日、国分は会見を行なってどの行動が問題だったのか「答え合わせをさせていただきたい」と涙ながらに12回も訴えたが、会見終了後、日本テレビは《二次加害の恐れがあり「答え合わせ」は難しい》と声明を発表した。
これを受けて、12月4日発売の『週刊新潮』(新潮社)と『週刊文春』(文藝春秋)のインタビューを受けた松岡昌宏(48)が日本テレビに疑問を呈するコメントをし、さらに城島茂(55)が日本テレビ幹部の謝罪を拒否したとも報じられた。
「今、日テレと元TOKIOが衝突しているような状況で、『鉄腕DASH』も存続の危機が言われていますよね。そして、国分さんへの処分の仕方に問題があると指摘する声が上がり、さらに松岡さんと城島さんへの誠意がない対応をしたと報じられている日テレには今、大逆風が吹いています。
そんな状況の日テレで、松本さんが復帰するとなると、通常時以上に多くの声が上がるのは避けられないでしょう。そのため、松本さんが『ガキ使』で復帰するということがあっても、26年の早めというのはないのでは、と見られていますね」(同)
ついに浜田も『ダウンタウンプラス』に参戦するも、伝説のコンビの揃い踏みにはまだ少し時間がかかるのかもしれない――。