元TOKIO国分太一(51)が『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)を「コンプライアンス上の問題行為」を理由に降板させられた件について、国分が日本弁護士連合会(日弁連)に申し立てていた人権救済が認められなかったことが12月25日、明らかとなった。

 国分を巡っては6月20日、日本テレビが、過去コンプライアンス上の問題行為が複数あったとして『鉄腕DASH』(日本テレビ系)からの降板を公表。国分は無期限活動休止となり、同25日にはTOKIOの解散と「株式会社TOKIO」の廃業が発表された。

 それから約5か月後の11月26日、国分は日本テレビに、自身のどの行為がコンプラ違反だったのかの“答え合わせ”を求める会見を開いたが、日本テレビは会見終了後と12月1日の定例会見の2度、国分の要請を拒絶する声明を出した。

 そして12月25日、国分の代理人弁護士はマスコミ各社に向けて、《本年10月23日付で日本弁護士連合会宛に、国分太一氏の人権救済申立てを行っておりましたが、このたび日弁連の人権擁護委員会より『本件については、当委員会としては取り扱うことができないとの結論に至った』旨の通知を受領しました》と発表。そのうえで《国分氏に対する人権侵害が存在しないというという結論ではないとも認識しており、引き続き、人権救済の実現に至る方策を検討してまいります》とした。

「日弁連の人権救済申立てに関する手続きは、人権侵害またはその恐れがある場合に、問題の解決や改善を目指して、加害者に対して警告や勧告を行なうことが目的。そして今回は、日弁連が、人権侵害またはその恐れがあると認定するのは難しい、と判断した可能性が高いと考えられていますね」(ワイドショー関係者)

 今回の発表を受けて、あらためて城島茂(52)と松岡昌宏(48)、そして『鉄腕DASH』の今後を心配する声も寄せられている。

《これで太一くんと日本テレビの問題は終わった訳ではない。それに、「THE鉄腕DASH」が終わる可能性がある。松岡昌宏くんと「リーダー」こと城島茂くんが降りる可能性はなきにしもあらずだ》
《国分の件はともかくとして、マボもリーダーも日テレに怒ってるのにDASHどうするんだよ》 

 日本テレビは12月1日の定例会見で、国分の要請を拒絶した一方で、松岡と城島には『鉄腕DASH』への継続出演を願っていると言及した。

 しかし、この日本テレビの対応に松岡が疑問を呈することに。12月4日発売の『週刊新潮』(新潮社)と同日発売の『週刊文春』(文藝春秋)の取材に応じ、両誌ともに松岡が日本テレビの対応に強い不信感を抱いていることを感じさせる内容が掲載された。

 これを受けてか12月10日、日本テレビは城島と松岡にお詫びのコメントを出し、直接説明の機会を設ける意向を表明。

 ところが、12月18日発売の『週刊新潮』では、日本テレビ側はお詫びコメントを出す前日の9日、制作の幹部が『鉄腕DASH』の担当プロデューサーを従えて城島に謝罪を行なおうと『鉄腕DASH』の収録現場を訪れていたことが報じられた。城島は事前に、日本テレビ側の“現場に訪れて謝罪と説明に伺いたい”という打診を“撮影に集中したい”と断っていたが、日本テレビ側が現場に訪れたことで再度、城島は拒絶したという。 

「松岡さんと城島さんは、日テレの対応に強い不信感を抱き、関係は非常に悪化しているとも言われていますよね。最悪の場合、松岡さん、そして城島さんも『鉄腕DASH』を去ってしまうのではともささやかれています。

 また、城島さんの件が報じられた後、12月21日には年内最後となる『鉄腕DASH』が放送されましたが、この内容も視聴者の間で物議を醸すことになりましたよね。VTRは何とも寂しい感じで……」(前同)