SNS、動画投稿プラットフォームの浸透で若者のテレビ離れが話題だが、最近特にコンプライアンスが重視されるテレビに比べ、投稿系はルールのあいまいさが問題になることも多い。
2025年も、振り返れば配信での不謹慎、不適切な言動が大炎上するケースは多かった。そこで今回は20~40代の男女100人に「2025年アウトな炎上配信騒動」について聞いてみた。(自社リサーチ)
第9位(3.0%)は、しろちゃん「180cm以上じゃないと男じゃない」発言炎上、爆音ドイツ人配信者炎上、夫婦YouTuberポンコツらいす「連れ子邪魔」発言炎上が同率でランクイン。
しろちゃんは、「経験人数800人超え」の“めしあ”ともに「びっちちゃん。」という女性2人組のYouTubeチャンネルを運営。10月にインスタグラムで「#身長至上主義の女」というハッシュタグとともに、「180cm以上じゃないと男じゃない」と発言した動画を投稿したが、これがSNSで拡散されて炎上した。
「体のことを言うのはアウト」(48歳/女性/自由業)
「常識の欠片もない」(47歳/男性/会社員)
4月にドイツ人配信者が、山手線車内で突然爆音を響かせてバク宙を披露。山手線だけでなく東京メトロ丸の内線や代々木公園など、都内各地で同様のパフォーマンスを行った動画をSNSに投稿し、批判が殺到した。
この騒動により、ドイツ大使館がXで「ドイツ人観光客の皆様/観光地の魅力を大切にしていくために、マナーを守り、配慮ある行動をお願いいたします。/地域の環境やそこに住む人々への『敬意』を忘れずに旅行を楽しみましょう」という注意喚起を行う事態にまで発展した。
「公共の場での迷惑行為はやめてほしい」(32歳/男性/会社員)
「他人への迷惑だけでなく、自分のやっていることへの批判も考えていないと感じた」(36歳/男性/会社員)
「帰ってほしい」(47歳/男性/パート・アルバイト)
27歳の夫のこうせいと、40歳の妻のまりこによる13歳差の夫婦YouTuber「ポンコツらいす」は、10月にTikTokに投稿した動画が物議を醸した。
まりこは中学生の長男と小学校4年生の長女を連れ、こうせいと再婚。こうせいとの間にも子どもをもうけ、家族の日常を発信している。そんな中、10月に、まりこの連れ子である長女を目の前に、まりこがこうせいに「結婚するとき、連れ子、邪魔じゃなかった?」と質問。これに、こうせいが「邪魔っていうか」「邪魔とは思わなかったけど、邪魔だったかもね」「いるいないとでは身軽さが違うやん」などとやりとりし、批判が集中した。
この騒動を受けて、夫婦は11月にYouTubeチャンネルで活動休止することを発表した。
「単純に気持ち悪いし、子どものことを考えていないと思った」(40歳/女性/会社員)
「児童虐待だと思う」(39歳/女性)
「子どもの前での発言がひどすぎる」(43歳/男性/会社員)
第8位(5.0%)は、ゆりにゃ元パートナーのたいちの炎上。
8月に、インフルエンサーの“ゆりにゃ”の公私にわたるパートナーだった“たいちくん”こと斎藤太一氏が、ゆりにゃがプロデュースするアイドルグループの所属メンバーを妊娠させたという情報がSNSで拡散。同月、ゆりにゃがインスタグラムで「当人同士に確認を取ったところ、内容は概ね事実であることがわかりました」と報告し、世間を騒がせた。
ゆりにゃはメンバーに謝罪するとともに、「私は、プロデューサーとしてだけでなく、一人の人間として、斎藤太一氏の行動を強く非難し、今後いかなる関係も持たないことを、ここに明確に宣言いたします」とたいちとの絶縁を宣言。一方たいちくんは、その後もゆりにゃへの執着を感じさせるような投稿を繰り返し、さらなる炎上を招いた。
「こんな非常識な人がネットにはあふれているんだなぁと思った」(40歳/女性/会社員)
「妊娠させたら責任取れ」(33歳/女性)
「炎上云々ではなく、性的虐待に相当すると思うので法の下で罰するべき」(49歳/男性)
「いろいろと怖すぎる」(32歳/女性)
第7位(6.0%)は、布団ちゃんカラオケ店迷惑行為炎上。
布団ちゃんはゲーム実況などで人気を集める配信者で、10月にライブ配信サービス「Twitch」でカラオケボックスから生配信する中、メニュー表で下半身を隠しながら配信する様子が公開され大炎上した。
その後、Xで謝罪したものの、所属していたeスポーツチーム「VARREL(ヴァレル)」からは契約解除を通告され、大手カラオケチェーン「ビッグエコー」が公式サイトで、「弊社にて事実関係を調査したところ、当該事象はビッグエコー練馬店で行われたものと判断致しました」と、迷惑行為が系列店内で行われていたことを認め、同店舗の全客室の徹底清掃と全てのメニュー表の交換を実施したことを報告。さらに、「動画投稿者への対応につきましては、今後関係機関と協議の上決定して参ります」と伝えた。
「バカバカしくて飽きれた」(39歳/女性/会社員)
「良し悪しの判断がつかないのがヤバい。明らかにやりすぎ」(28歳/女性/会社員)
「呆れかえってなにも言えない」(43歳/女性/会社員)